あけましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。

昨年書きかけのAI記事も中途半端なまま
2016年を迎えてしまいました。

実は11月から柴犬の子犬、茶々が我が家に居候していましたので
なんだか、バタバタしていたのです

また年末から年始にかけて、
キャリアドやロータスのお里である
英国ウエールズのバルライオン犬舎の
サウジーが来日し、うちに滞在していたので
多忙な日々を送っていました。

先日長い間預かっていた柴の茶々を連れて
ようやく帰国したので
今年こそ、真面目に書き上げますので
もう少しお付き合いください。

今年初めの記事は、
これまた、完成までに予期せぬほどの時間が掛かってしまい
出来上がった時には、私自身がすっかり意気消沈し
今更ながら、どうしようかと迷い続けた、京都ラブ展のクリティークを
この場を借りて、発表させて頂くことにしました

今回のクリティークについては、細部にわたり丁寧に
また、誠意を込めて書いて下さったジャッジさんにも、参加下さった皆さんにも
全ての方々に、まずは遅くなったお詫びを申し上げます

宜しければ、読んでください。


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              KLRC2014 
              ジャッジ短評
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はじめに

2014年11月23日開催のKLCジャッジ短評が完成致しました。
内容につきましては、英語版から日本語への翻訳などに
大変難しい点もありますので、
原文の英語と日本語訳の両方を載せております。

出来ればジャッジによる英語原文を中心に読んで頂き、
翻訳の拙さは何とぞご容赦下さい。

今回は当日の写真を失念してしまったクラスがあり、
またジャッジへの連絡不足などで、
特にベビー・パピーに於いては、BIS又はBOSのみの評価となってしまいました事を
ここに改めてお詫び申し上げます。

その他、また何かお気づきの点などございましたら、
今後の参考にさせて頂きますので
各クラブ宛に、どんどんとご意見・ご感想などをお寄せ下さい。

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京都ラブラドールレトリバークラブ
代表者 千葉香里

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Kyoto 2014
First I would like to thank the committee of the Kyoto Labrador Club
for the opportunity to visit and judge your show.
I truly enjoyed my day of judging and the hospitality
of you all but of course especially Kaori Chiba
who made such an effort to make us feel welcome
and spent a lot of her time to entertain us after the show.

最初に、今回京都ラブラドールクラブの審査員としてお招き下さった事に
感謝の意を表します。

私は当日の審査を心から楽しみました。
そして私たちが快く過ごせるように、
沢山の時間を割いておもてなし下さった事にも改めてお礼申し上げます。

The quality of dogs was very varied at the show
but I am very pleased with my winners
and my final lines up in both males and females.
It seems very clear that you have got quite many imports
as you should being such a “young” Labrador country.
If you have the possibility to travel and see Labradors in different countries
it will teach you a lot and you get a better idea of
which direction you should go with your breeding.
Nowadays it is quite easy to use males from even far away countries
either with chilled or frozen semen which is
an option you all should consider instead of the easier options as
tempting as it sometimes is….

ショーでは出陳犬達のクオリティーについては、かなりバラつきがありましたが、
オス、メス共に最終審査に残った犬達と優勝犬達は
世界で通用するほど素晴らしかったです。

一目瞭然のことですが、ここはラブラドールの歴史の浅い国ですので、
やはり輸入犬が多いですね。

これから貴方たちが、外国に出かけてラブラドールを視察して回る機会がありましたら、
そこから必ずや多くの事を学ぶことができますし、
どの方向に繁殖を進めるべきかも自ずと理解出来てくると思います。
近年では遠く離れた外国からでもチルドや冷凍の精子を簡単に輸入できます。
手っ取り早く海外の優勝犬を購入するよりも、
自ら良い繁殖をする事は今後皆さんの繁殖計画に加えられるべきです

I could see that you seem to have most of the same problems
we have all over the world.
Much too many have a long body and/or short legs and
that is not we want.
Also much work to be done with fronts and
it is difficult because good fronts are so hard to find.
Every breed has some special features which make them what
they are and in Labrador it is type of course - much defined
by head - double coat and otter tail.
Many think that just by reading the breed standard
you can get it but it’s not that simple.
We all read it a bit differently.
I always say that it takes easily 20 years of breeding to
fully understand the breed standard.
Every breed also has their typical movement and proportions
and it takes time to learn appreciate that.
That is one of the reasons why it is important
that you try as often as possible invite experienced breed judges.

今回の審査では、世界中が抱える問題のほとんどが、
ここにも存在すると感じました。
多くが長い胴や短い脚をしていましたが、
これは私達が求めるラブラドールの特徴ではありません。

フロントの構成はまだまだと言ったところですが、
これの優秀なものはなかなかいない。

それぞれの犬種には、それを成す特徴ががあり、ラブラドールの場合は、
もちろん、頭部、ダブルコート、オッターテイルです。

スタンダードの書物を読めば簡単にわかることですが、
実際にはそう簡単ではありません。
それぞれの解釈も異なります。

私は常々スタンダードを完全に理解するには20年ほどの繁殖経験が必要であると考えています。

それぞれの犬種にはその特徴的な動きと体型バランスがあり、
これを理解するにも時間がかかります。
ですから、経験豊かな審査員を出来る限りショーに招聘する事が重要なのです。

We had a short tea party after the show and
exhibitors had the opportunity to ask me questions of the dogs
I saw at the show and I am sure some were really upset of my responses
but I still want to go back to what I said.
I have been judging Labradors for 25 years and only once a Labrado has tried to bite me.
At the Kyoto show it happened twice and that is not acceptable.
Labradors are known for their temperament and friendly disposition -
the dogs with bad temperament should NEVER be bred from and
I would look very carefully also to their parents.
If they have other offspring with the temperament problems
I would strongly recommend never to use them again for breeding.

今回のショーの終了後に短い茶話会があり、
出陳者から質問を受ける機会がありましたが、
何人かの方々は、私の返答に大変ショックを受けておられたようですので、
その時に申し上げたことをもう一度言います。

私は25年ラブラドールの審査をしてきましたが、
その間ラブラドールが私に噛み付こうとしたことは一度だけです。
今回の京都のショーではそれが二度もあり、これは論外です。
ラブラドールは温厚で友好的な性格で知られる犬種なのです。
このような攻撃的な個体は絶対に繁殖すべきではないし、私ならその個体の両親も調べ上げます。
その個体の同胎犬の中に似たような性格のものがいるなら、
それらも絶対に繁殖すべきではありません。

I know that the breeders who came to listen
and discuss are the ones who do care about Labradors
and do their best to cherish the breed and do what they can to help it prosper.
The ones who do not attend this kind of get-togethers are the ones
we should reach and I hope your message will reach them too
so that you can do what ever is needed to make people understand
that working together will give you the best results.

茶話会に参加されたブリーダーの方々はラブラドールを本当に愛し、
ラブラドールの繁殖に真剣に取り組んで貢献されている方々でした。
これに参加されなかったブリーダーさんたちにも、
こちらから積極的に働きかけて共に努力していくことが重要です。

The other thing somewhat related to the same issue
was the showing of Labradors.
They should be standing freely and wagging their tails…
professional handlers do not always appreciate that. Most of them
will try to stack them and also handle them the way
which doesn’t suit the breed and really makes them appear fearful and distressed -
that is something we do not want to see in Labrador rings!
there were quite many dogs which actually showed freely
and happily wagging their tails and enjoying the show…
they are the ones you should watch and make your dogs show the same way.
If your handler doesn’t know how to do it -
which he should - change the handler…or show your dog yourself!

上記にやや関連しますが、もうひとつ、
ラブラドールのショーイングについてです。

ラブラドールはフリーでスタンディングし、楽しそうに尻尾を振っていなければなりませんが、
プロのハンドラーさん達は、必ずしもそのようにするとは限りません。
多くのハンドラーはラブラドールをスタックさせ、この犬種に合わない扱いをし、
その結果、多くのラブ達が怖がってオドオド緊張しているように見えていました。

これはラブラドールのリングでは見たくない光景です。

今回のショーでは、多くの犬達が自由に振る舞い、
尻尾を幸せそうに振り、楽しげにしていました。

プロハンドラー達も、これを見習うべきです。

ハンドラーはこのようにすべきなんですが、
あなたのプロハンドラーが、そのようにできないならば、
すぐハンドラーを変えるか、ご自分でハンドリングするべきです。

I hope that you can take my critiques as well.
I am a Finn originally and our education probably is
quite different from Britiish for example.
We do not just praise every dog for their virtues but also try to find the biggest faults -
and every dog has some -
so that exhibitors would get some kind of an idea what the judge that day saw
and what they should be paying attention to
when for example choosing the right male for their bitches.

私のこの短評が皆さんのお役に立ちますように!!

私はフィンランド人ですので、英国とはかなり違った教育を受けてきました。

例えばこの短評の中でも、それぞれの個体の長所ばかりを並べるのではなく
重要と思われる短所を指摘するようにしています

どんな素晴らしい個体にも必ず短所はあるもので

出陳犬が当日の審査員の目にどのように見えたか、
これからどのような事に注意すれば良いのか、
どのような繁殖相手を選べば良いのかを考える助けになればと思います。


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前置きも大変含みのある内容です

今日はここまで

明日続きをやります
















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【2016/01/07 22:11 】
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