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ブリーディング・・・
先だっての渡米中に、聞いたこぼれ話から
つれづれに思った事を、独り言で書きます
少し支離滅裂で、可成り辛口かも知れません。

英国の有名スタッドの一頭が、もう交配しないとか・・・

理由は、或る子犬のオーナーからクレームがあったらしく
細かな事は聞いていないのですが、多分股関節か何かで
若干数値の高い子が出たとか、そんな事だったと思います。

それで『そんなことを言われるくらいなら、もう金輪際
この子の交配は止めにする』とオーナーさんが決めたらしい。

とても良いスタッドだったので、残念な話なのですが
ブリーダーとしての気持ちも良く分かります。

この頑固な英国のブリーダーの姿勢は
私に様々な事を考えさせてくれました。

先日友人のブログにも書いたのですが
ブリーダーというものは、厳しく孤独なものだし
ブリーディングというものは、一本、ぶれない筋を
自分の中に持っていないと出来ません。

私の「子犬譲渡確認書」にも記載していますが
現在DNAが解明されている病気については、
交配時にほぼ100%ブリーディング・プログラムで防げますが
関節の異常などは、様々な要因が関与し
またDNAも解明されていないため、私たちブリーダーの力では
完全に防ぐことはできません。

ましてや、子犬達が将来どのような病気にかかるか、掛からないかも
断言することはできません。
人間も、将来どのような病気になるかなど分からないのと同じです。

先日書いた通り、この頃は聞きかじりの稚拙な知識だけで
勘違いされている方も多いです。

この英国の友人も、多分理に合わないクレームで
ブチ切れたのだと思いますが・・・
私もブリーディングを続ける中で、凹む事が多々あります。

その中で最近思うことは
シリアス・ホビーブリーダー、つまり子犬の売上を
生活の糧にしないで、趣味でやっていると言う割には
自分たちのラインに残す予定のないブリーディングを
するブリーダーも多いと言う事

数年前にJKCがAIを解禁した時、その規定の中で
牡牝ともに一度は自然交配で子犬が生まれていないとイケナイという点で
私は可成り折衝しました。

つまり一回目からAIが出来ないと言う事は、何故??

それなら一度は不本意なブリーディングをしないとイケナイ事に
なりかねない。

ブリーディングで生まれる命は、どうするの?
ブリーディングとは、命を作り出すと言う事ですよ。

しかし、周りには自分のラインを向上させるためのストックを
残す予定もないのに、ブリーディングをする人達がいます

理由は様々でしょうが、私には理解出来ない。

ブリーディングと言うものは、考えて、考えて、考えた上で
一生懸命考えてやっても
その通りにはならない、難しくて、悲しいもの。

フィールドでも、ガイドドッグでも、ショードッグでも
スタンダードは一つの筈

盲導犬が良い例なのですが
大きな使命を全うするために、犬質よりも
健全性・機能性・訓練性・性格を重視する余り
スタンダードからは遠く隔たったクオリティになっている

フィールドも同じ

本来のブリーディングでは、そのクオリティは勿論のこと
私たちは、その性格や健全性も同様に重視し、プログラムを考えます。

そうして生まれた子犬達の中で、自分のストックとして残せる子が
一頭でも生まれたら大成功。それほど低い確率です。

それ以外の子達は、ストックとしては外れるかも知れませんが
ショップで売られている子犬達と比べると、雲泥の差で
クオリティは勿論、性格や健全性も優秀なはずです。

その子達は、一般家庭に行きますが
十二分に家庭犬として暮らせる筈なのです。

しかし、パピーミルなどが、上記を一切無視した酷いプログラムで
子犬を生産して、ショップがそれらを陳列販売し
無知なオーナーが買いに行くので、事態は少しも良くならない

私の先生が言っていましたが
真剣なブリーダーの足を引っ張っているのは、パピーミル。
真剣なブリーダーは、勉強して、努力して、一所懸命やっているから
それなりにお金も時間も使っている筈

そんなブリーディングから生まれた子犬達でも
パピーミルが無闇に繁殖する膨大な子犬達のせいで
ストック以外の子犬もなかなか売れない。

しかし、性格だけ重視とか、予約が入っているから・・とかで
ストックする予定のない、販売目的のブリーディングをするのも
実はパピーミルと同じではありませんか?

全てにおいて1%でも良いブリーディングをしようと
泣きながら、一生懸命やっているのに、何か一つだけを重視して
つまりそれ以外の事は、少々目をつぶって・・などという
安易なブリーディングなら、課題は一つでも減るのだから
ブリーディングは、簡単になる。

しかし、真のブリーダーとしての姿勢からは程遠い。

私も若い頃と違って、他の人達の生き様や
やり方、物事に対する処し方、考え方などを
一々気にしなくなりましたが、こと犬に対しては
やっぱり考えさせられ、凹む事も多いです。

私が、どんな協力でもやりますが
エージェントはしません。というポリシーを持っている理由は
意地悪でも、出し惜しみでも無く
やはり自分で経験し、努力した結果からでないと
本物は生まれないと思っているからです。

自分の目で見て思った事、
自分で触って感じた事
自分で考えて掴んだ事
自分で体験して学んだ事、

これらはブリーディングだけでなく
どんな事においても大切だから、
ガイドはするけど、後は自分でやって下さいと言います。

自分でやることで、真のブリーダーは生まれます。

現在はネットの普及で、様々な情報が手に入るし
昔と違って、メールで地球の裏側とも簡単に連絡が取れます。

また、様々な検査が出来るようになり、
AIが解禁されたけど
一体どれほどのブリーダーが、真剣に取り組み
1%でもより良いブリーディングを目指して、やっているか・・・

FBでも毎日のようにレスキューの記事が出ているし
悲しいことも沢山目にします。
オーナーの意識向上や、パピーミルの根絶も大事な懸案ですが
日本に良いブリーダーが生まれる事も、なかなか前途多難なようで・・・・

アメリカで見たラブ達や、友人の話などで
私もまだまだだと思うし、そんな自分への深い戒めや
凹む自分への励ましも、そんな思いを込めて
書いちゃった・・!





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【2014/05/05 15:13 】
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