ブルセラについて、続き。
先日の続きです。

*****************************

●犬ブルセラ病とは
 犬ブルセラ菌に感染した犬が妊娠した場合、妊娠55日前後に
 前兆の無いまま突然に流産する。
 
 この時の流産胎子は、生活力はないものの
 生きている場合が多い。
 希には、妊娠早期に流産するものもある。
 また、胎子が排出されずに子宮内で変性し、
 タール状になる場合もある。
 胎盤は、正常分娩のものとは異なり
 子宮との結合部が細菌によって徐々に犯されて壊死し
 子宮と結合できなくなって流産する。
 少数例ではあるが、胎水が異常に多くなる例もある。

 流産犬は、一般状態に異常は認められず
 性周期、排卵数、受胎率には問題が無い場合が多い。
 
 雄犬が感染した場合は、症状を現すことは少ないが
 少数例ではあるが、感染から長期間を要して
 精巣上体炎、前立腺炎、陰嚢の潰瘍が発症する。
 その後、精巣は萎縮して無精子症となる。 
 種雄犬が感染していても、交尾能力や造精能力が減退するまでに時間掛かるので
 雌犬を妊娠させることは可能であるが、
 たとえ妊娠しても、100%流産する。


 犬ブルセラ菌は、内毒素を持たない為、
 感染しても、その犬は何も全身症状を示さない。
 
 (ごく希に、椎間板脊椎炎、内眼球炎、ぶどう膜炎を発症)

 しかし、♂♀ともに生殖器系の症状が著明である。
 また、犬ブルセラ病では、長期に血液中に細菌を保有し
 唾液、尿、糞中に細菌を排泄し
 接触した犬に感染を繰り返す。
 雄犬では、精液中からもブルセラ菌が検出される。


  犬ブルセラ病が発生したコロニーの雌犬における
 各臓器からの菌の検出状況は
 肝臓、脾臓、腎臓、子宮、骨髄、各リンパ節、尿など
 あらゆる臓器から検出される。
 また、妊娠犬では、胎盤、胎水、乳汁、胎子の各臓器からも
 すべて検出され、胎子への感染も明らかになっている


  犬ブルセラ菌は、あらゆる経路で感染を起こすと考えられる。
 すなわち、経口、経鼻、経膣、経眼粘膜、交尾などである。
 もちろん、皮膚の傷からも感染する。
 しかし、自然感染の場合は、
 経口と交尾による感染経路が問題となる。

*****************************

スポンサーサイト
【2011/10/19 19:19 】
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)
<<ブルセラ病について、続き | ホーム | 久しぶりに、お勉強記事>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://norbulingka.blog75.fc2.com/tb.php/580-63e83b5a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |