まずは、今日の
モリアゲ隊のご様子から・・・


通常は、隔日でプロジェステロン測定をするのですが
Chill 5の説明にも、以下の注意書きがあります。
11日目から13日目に雌が準備できていると思わないでください。
23日、25日に排卵し、交配適期を逃して失敗した雌がいます。
正しくテストされていない雌に冷蔵精子を使うのは時間とお金の無駄です。
タイミングの図り間違いは最大の失敗要因と考えられます。
また筒井先生の著書 「小動物繁殖学」にも
排卵日は、
7~25日と個体差が大きい。と書かれています。
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この本は、これまでの勘や経験に頼ったブリーディングから
学問(知識)としての、きちんとしたブリーディングを学ぶ良い本です。
AIを考えていなくても、是非一度読んで頂きたいお勧めの一冊です。
筒井敏彦 著 ファームプレス 出版
動物看護のための小動物繁殖学*******************************
ロータスの場合は、発情出血を確認してから
11日目に排卵したことになります。
さぁ、ここからが大変。
筒井教授のお話では、精液採取からAIまでは
48時間以内がベスト、できれば36時間との事。
Chill 5では、もう少し長い期間保存可能と謳っていますが
刻々と精度が落ちる事は確かですし
勿論、少しでも早く使うのがべすとです。
海外との時差、飛行機の便、そして数々の必要書類作成を考えると
やはり冷凍の方が、断然楽だと思います。
しかし私は、
冷凍と低温は根本的に次元が違うと考えています。
これは成功率ではなく、例えば冷凍は
時空を超えたブリーディングが出来るのと比べて
低温は、フレッシュのAIと何ら変わらないからです。
しかし海外からの輸入と言うことで、JKCだけでなく
検疫と通関という門をくぐらなければならないことと
時間的な制約がネックになりますね。
これら全てをクリアーするため、排卵確定日からは
私の東奔西走が始まったのでした。
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