AI覚書
3月の失敗から7か月
ようやくユリアに再度発情がきました。

今回も前回と同じスタッドです。

発情出血が始まったら、すぐに相手側に通知

前回は、プロゲステロン値の乱高下のお陰で
何度も採血→検査をしたので
今回は、発情出血から8日目に一回目の検査

前回はあれほど排卵 (プロゲステロン値が、ほぼ5.0ng/ml) までに
日数がかかったのに、今回は一回目の検査結果が
4.2ng/ml.
これが、10月6日です

こうなると、もうその日の夜には排卵だと判断しました。

  *このプロゲステロン値測定ですが
   大体毎日同じ時間、同じ病院でやることをお勧めします。

今回は前もって、ロータスやジャスミンでお世話になった
筒井先生にAIをお願いしていました。

先生に測定結果を報告すると
即座にAIの日程を、10月10日と決定されました

プロゲステロン値が4を超えたところなので
もう一度念のために測定したほうが良いかと尋ねたところ
全く必要ないということでした

やっぱり端的だわ。
フツーなら迷う数値なんだけどね・・・

前回とは打って変わって、たった一回の測定で
AIの方向性が決まったので、
早速ポーランドのスタッドオーナーさんに連絡し
10日に東京へ到着させて欲しいと伝えました。

「了解しました!!」と、すぐにレスがあったので
羽田がベストだと伝えました

そこからは、スタッドオーナーさんが忙しくなります。

まず、あらかじめ決めてあるシッピング・エージェントに連絡し
手筈を整えてもらいます。

通常国際空輸で飛ばす場合は
出発時間の5-6時間前に、エージェントに渡す必要があります。

スタッドオーナーは、それを逆算して
精液採取
  ↓
チルド精液作成
  ↓
採取した獣医による証明書作成
  ↓
オフィシャル獣医による証明と
その国の公印を貰う
  ↓
エージェントに引き渡す

以上、限られた時間にたくさんの仕事をしなくてはなりません

オーナー宅が、最寄りの空港から近い場合は
オーナー自身が空港へ赴き
シッピングの会社に手渡して貰えますが
もし、車で行ける範囲に住んでいなければ
空港までは、国内宅急便のようなものを使うことになるので
チルドの場合は、時間の無駄が発生します。

お国の事情にもよりますが
チルド精液による人工授精を考える場合は
スタッドオーナー宅が、空港から近いということが
大事な条件になると思います

それから、もう一つの大事な条件は
スタッドオーナーが、きちんとしていて
且つ、まめなことです

少しでもルーズな人だと、チルドは厳しいと思います

スタッドオーナーに到着日の指定を伝えたら
私は待つだけなので、時折パソコンのメールを確認していると・・・・

チカチカしているな。。。
メッセージが来ています。

レスが早すぎて、緊急なんだろうか・・・
何だか、嫌な予感・・・・

恐る恐る開いてみると
やっぱりスタッドオーナーさんからのメッセージが・・・・

そして、開けてビックリ!!

オーナーさん最寄りの空港が、滑走路の工事のため、
閉鎖されているって!!
あと1週間ほどは、すべての航空機発着ができないって・・・!!

なんてこった。。。!!









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【2016/01/26 17:37 】
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AI覚書
「ヒヒヒ・・・」と、心の中で喜びながら
顔は深刻な表情を作り、エアライン事務所の方に言う

「どうしたらいいんでしょうか?
いつ、来るんでしょうか?」 

顔は半泣きで聞くと、

困ってしまった事務所の方々、
彼らにもどうすることも出来ない。

それを横目に見ながら、重ねて、言う

「これって、明日届いても困るんです
生ものだし、腐ったものを貰っても仕方ないんです・・」

「そうですか・・それでは、受け取り拒否されますか?」
と、エアライン

(へっ?そんな事出来るんだ!!)

「はい、できるなら、そうしたいです」

「それでは、早速ルフトハンザに連絡してみますね」と
親切な日本のエアライン

さっそく電話してくれて、事情を説明してくださり
私に電話を代わって下さったので、
「受け取り拒否」を伝えた

ラッキーっ!!

神妙な顔つきで、事務所を後にし、
帰宅後すぐにスタッドオーナーさんに事情を説明し
もう一度送って貰うことにしました。

オーナーさんがシッパーに連絡すると
保険をかけていたので、今回は無料でやってくれることになったらしい
良かった!

それで、再度チルドが届いたのですが
やっぱり、運の無い時はダメですね

2度も関空まで走ったのですが
結局この時は、上手くいきませんでした・・・・

チルドのコワさは、これまで色々体験しています。

基本一発勝負なのですが
一度は、欠航、
一度は、書類が紛失のため不許可
今回は、ドロップ

やっぱり、チルドは綱渡りですね。

今回は災い転じて福とならず、
結局は次の発情まで待つことになりました~~~
【2016/01/25 20:07 】
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AI覚書
極寒の中、炭酸のすっかり抜けた(関西では気が抜けたと言う)
サイダーかコーラのような、間抜けなブログですが
頑張って書こう。

書いているうちに、気落ちも乗ってくるだろうから・・・

AI覚書、続き

これまで色んなトラブルを経験したけれど
現物(チルド精液)が、乗ってなかった事は初めてでした

空港で貨物を受け取る手順は、生体(犬)と同じ

まず、貨物地区に入るための手続きをする
(貨物地区は、通常保税地区なので
厳密にいえば、国外のようなもの)
IMG_9354.jpg
IMG_9355.jpg
IMG_9358.jpg
IMG_9359.jpg

取り扱いのエアライン事務所へ行き書類を貰う

税関へ行って、ラウンド申請をする
これは、検疫を受けるために
一旦保税の状態で、倉庫から持ち出すための手続きです

税関へ行くと、エアウエイビル番号の品がヒットした時点で
保税のハンコが貰えます
エアウエイビル(Air way bill)とは、有価証券で
貨物の所有権を保障するものです

この日、税関で待っていたのですが
待っても待っても、税関のパソコンに番号がヒットしない
通常は30分くらいで当たるのですが
この日は1時間近く経ってもダメでした

税関の人も、私も不安になってきたので
「一度航空会社の事務所に行って確認してきます」と
テクテク歩いて、事務所に戻り
「まだですか??」と聞くと
「もう少し待ってください」と言われ
そこで待つこと、さらに一時間近く。

何かオカシイ・・・と確信した頃
事務所の方が、おもむろに
「どうやら、どこかでドロップ(積み忘れ)したみたいで
当機には載っていませんでした」とおっしゃる・・

「えっっ~~??」としか、言いようが無い。

「どこにあるのですか?」
「どこで積み忘れたのでしょうか?」と、私。

「いやぁ~~、今のところは、どこにあるのか分かりません」と
JALKASの職員さん

「どこにあるか、分からない・・」って・・・

しかし、私は心の奥ふか===くで
「しめたっ!」と、思っていたのでした。

勿論通常なら、今回の交配を見送らなければならないほどの
重大なトラブルですが
実は、プロゲステロン値が上がりきっていなかったので
このトラブルは、もしかしたら吉に転じる可能性があったのでした


【2016/01/24 21:02 】
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京都ラブ展 ジャッジ短評
さぁ、今日で仕上げるぞっ!

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   JUNIOR BBE

SPITO BLACK BERRY
A lovely typical youngster with the best possible attitude,
beautiful head, good coat,
good bone for her size, one of my favourites of the day.

最高の態度で素晴らしいタイプの若メス。
美しい頭部、良いコート、彼女のサイズに合った骨量。
この日の私のお気に入りの中の一頭だった

SUNCHASE TURTLE DOVE
An other very pleasant black,
quite matured for her age, rather deep chest compared her leg length
but that of course can still change
– being a junior - good bone and typical head, good topline

もう一頭のとても良いブラック。歳のわりにはやや成熟ている、
足の長さから見ると若干胸が深いかと思うが、
まだジュニアなので、勿論今後の成長で変わるだろう 
骨量良し、ヘッド良し、トップラインも美しい


ジジ オブ トータスマウンテン
Not the smallest of bitches but very typical yellow,
good rear, moves well, her head might need
a bit more time but then again she is just a junior

小さすぎはしないけれど、良いイエローのメス。
良い後躯で動きも良い。
まだジュニアなので、ヘッドの完成にはもう少し時間が必要かと思われる


   YOUNG ADULT BBE

PAPICO K.T. OF LA BOO FIELD
A very pleasant youngster of excellent type,
Good head and expression, would wish that
her chest wouldn’t get any deeper, good rear, shows well

とても快活で素晴らしいタイプの若メス。
良い頭部と頭部表現、後躯も良く、ショーイングも良い。
これ以上胸が深くならなければ良いが・・


GOLDEN FAMILY ARAI JP H.MOOR ROSY
A rather flashy and strong boned yellow with plenty of good in her
but has a bit too much substance for her age making her
look a bit short on legs. Good head, good coat, carries her tail rather high

とても力強い骨量を持った良いイエロー。
しかし若干行き過ぎたボディの為に足が短く見える。
良いヘッドとコート。尾の保持位置が高い

C.K.BECK JP PINK PROSPERITY ROSE
A young black not quite in balance yet, rather long in body,
would like to see more angulation both in front
and rear but shows well with a good posture.

まだバランスが取れていない若いブラックのメス。
ちょっと長めの体躯で、前後共にもっと角度が欲しい。
しかし、良い姿勢で良くショーイングしていた。


ADULT BBE

KING TREE JP’S FRANCESCA
A balanced clsck of very good type.
Good head and expression, good hindquarters
but really lacking angulation in front both shoulder being upright
and upper arm quite short. Shows well

とても良いタイプでバランスのとれたブラック。良い頭部と頭部表現。
後躯は良いが、立った肩とやや短い上腕で
前部に於いては全く角度不足。
ショーイングは良かった。

ENGLISH GARDEN JP THYME LL’ TELL
A chocolate of very pleasant type.
Beautiful head and expression, lovely reach of neck,
good forechest, rather deep chest and slightly long in loin.

良いタイプのチョコレート。美しい頭部と頭部表現。
良いネック長、前胸部は良いが
若干深すぎる胸と長いロイン

C.K. BECK JP MONET
Would have been my favourite to win this class
but was a bit unsettled first though with a little more time started to
feel more “at home” in the ring,
good head and expression, good hindquarters,
good coat, moves well but carries her tail rather high.

このクラスでは私が良いと思ったのだが、
リング内で不安が募ったようなので、もう少しリラックスする為に時間が必要。
頭部と頭部表現も良く、後躯やコートも良いが、
テイルの保持が若干高めだった

CHAMPIONS

INT CH C.K. BECK JP BEAU FILLE
A very well balanced black of excellent type.
Beautiful head and expression. Correct bone for her size,
slightly long in loin, good coat, moves
and shows well.
( Best of Opposite)

とてもバランスが良く、素晴らしいタイプのブラック。
美しい頭部と頭部表現。彼女のサイズに適した骨量。
若干ロインが長いと思うが、コートも良く動きとショーイングも良い。

CH NORBULINGKA JP SCEPTERD ISLE
A lovely well balanced black which was
very close to beat the winner,
good depth of chest, excellent reach of neck,
excellent bone, could have a bit better angulation in the rear,
good coat and lovely tail. A bit lazy mover….
(JAM)

素晴らしくバランスの取れたブラックで、
ウイナーとは極めて僅差だった。
丁度良い胸の深さ、素晴らしいネック長と骨量。
リアの角度がもう少し欲しいが、良いコートと良いテイル。
動きが少し緩慢だった。

INT CH MIKU JR OF MIKUNI K-RUSSKY JP
A well balanced black of excellent type,
good bone and a good front which is always a pleasure to see,
pleasant head, would like to see more width of thigh, good coat.
(JAM)

バランスの取れた素晴らしいタイプのブラック。
良い骨量といつ見ても喜ばしい良いフロント。
良い頭部。もう少し大腿の幅が欲しいところ。
コート良し。

CH NORBULINGKA JP YOUNG LYCIDAS
Correct size of a black of excellent type,
good head, good bone for her size, excellent hindquarters,
correct coat, didn’t quite have enough reach in movement,
showed well.
(JAM)

素晴らしいタイプと正しい大きさのブラック。
良いヘッド、彼女のサイズに合った骨量。
素晴らしい後躯、正しいコート。
動いた時のリーチが足りないと思うが、ショーイングは良かった

*******************************

ふぅ~~~。。終わりました。

如何でしたか?

最初に書いた通り、今回ほど和訳がしんどかった事はありませんでした。
良い事は書きやすいですが、欠点の指摘はどうしても言葉を選びます。
しかし、あまりに選びすぎると、本意が隠れてしまいます。

最初に、英文で読んで欲しいと書きましたが
誰だって、日本語と英語の両方が載っていれば
日本語を読むでしょう。

微妙な語彙の違い、多彩な日本語で表現することで
曖昧模糊としたものになってはいけないし
かと言って、あまりストレートでもなぁ・・・などなど、、、
悩みましたよ。

だから、結論としては
今後はいかなるクリティークも、原文で発表します。

そうすれば、今回のように時間が経ってしまうことも無いし
稚拙な翻訳による語彙のすれ違いも無いと思います。

皆さん、お付き合いありがとうございました。

主催者としても、この短評が
今後、皆さんのお役に立ちますよう!!
心から願っています。


【2016/01/12 21:57 】
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京都ラブ展 ジャッジ短評
京都ラブ展 ジャッジ短評
続きです

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     Champions
INT CH BAREFOOT BOY K.T. OF LA BOOS FIELD JP
Lovely type of yellow, showed well,
good head and expression, slightly long in loin,
good angulation, tail should be more of an otter tail,
probably best front of the males, showed well.
(JAM)

良いタイプのイエロー。上手にショーイングしていた。
良い頭部と表現。若干ロインは長めだが、良い角度があった。
テールがもっと“オッター・テール”であるべき。
多分フロントはオス達の中で最も良い、ショーイング良し。

CH NORBULINGKA JP MOLINEUX LA BOO
A xxx of very good type, good bone and substance,
balanced angulation, good depth of chest,
pleasant head but has a bit excess skin, good coat.
(JAM)

良いタイプのブラック。充分な骨量と重量感。
バランスの取れた角度と胸深、頭部も良かったが、
やや皮膚が緩い。コートは良かった。


CH/14.4 MIKE OF TRACKER HOUSE JP
A strongly built yellow with good bone and
substance, good spring of rib,
good coat, a bit long in loin, would like to see more turn of stifle.
( JAM)

良い骨量と重量感を持った、力強いイエロー。
良いリブの張り、良いコート、やや長めのロイン、
スタイフルの角度がもう少し欲しい

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   Junior bitches

SPITO SUNCHASE BECKY
A black of excellent type,
well balanced overall with good angulation,
good forechest and excellent coat,
moved well from the side but a bit wide in front

素晴らしいタイプのブラック。
良い角度を有し全体にとても良いバランス、良い前胸部、
素晴らしいコート、動きも良かったが、若干フロントがワイドだった

SUNCHASE TIME GOES BY
Not as flashy but very typey black with beautiful head,
good coat, excellent coat coat. A bit more hindquarters would balance her nicely.
Not shown in best show condition in my eyes -
just a few more kilos would make all the difference.

パッと目を引くほどではないが、とてもタイプの良いブラック。
美しい頭部、素晴らしいコート。
もう少しだけ後躯が良いと、尚一層バランスが良い。
今日はベストの状態では無かったように見受けられた、
あと数キロ体重を増やせば、見違えるようになるだろう


GRIMHILD OF TRACKER HOUSE
Not a small yellow but well built and correct in type.
A bit long in loin, excellent coat which we do not see too much in yellows,
a bit throaty (excess skin)

小さくはないイエロー、頑丈な作りでタイプも正しいが、ロインが長め。
イエローの中では余りお目に掛かれない素晴らしいコートだが、
皮膚がかなり緩い。

  Young adult

BISCO OF LA BOO FIELD JP
A well built yellow of excellent type,
beautiful head and expression, good bone and substance,
good forechest, rather short upper arm,
very good coat, a bit low tail set

しっかりとした体型で素晴らしいイエロー、
美しい頭部と表情、骨量もあり重量感も良い。
良い前胸部だが、上腕がやや短い、良いコート、尾付が低めだった

DAISY OF TRACKER HOUSE
Not a smallest of bitches but of very pleasant type,
good head, good reach of neck, forechest and depth of body,
sound mover, shows well

小さすぎることはない良いタイプのメス。
良い頭部とネックの長さがある、前胸部とボディの深さも良かった、
健全な動き、ショーイングも良い

FERN OF INTERNATIONAL JP
A yellow of very good type. Good head but should have a bit more muzzle.
Long neck, good angulation of the rear bit would like to see more in front.
Good coat and shows well.

とても良いタイプのイエロー。頭部は良いが、もう少しマズルの長さが欲しい。
首抜けも良く、リアの角度は良いが、
フロントの角度が足りない。コートは良くて、ショーも上手だった

Adult

TANNIE OF INTERNATIONAL JP
A black which I would describe with a word “correct”.
Everything is where it should be and nothing is exaggerated.
Enough bone for her size, good coat,
correct length of leg to her body, maybe could have more reach of neck.

「正しい」という言葉で表されるブラック。
すべてがあるべき所にあり、且つ全く無駄に誇張されたところも無い。
彼女のサイズに合った骨量、良いコート、体の大きさに合った足の長さ。
敢えて言えば、もう少し首の長さが欲しいところ

SPITO JP’S LIBRA AT SAJI
A charming older bitch of excellent type,
pleasant head and expression, could probably
have a bit stronger hindquarters, excellent coat,
shows well wagging her tail non-stop as a Labrador always should….

チャーミングで素晴らしいタイプの老年のメス。
良い頭部と表現。もう少し後躯の力強さが欲しい。
素晴らしいコート、ラブらしく、終始尾を振ってショーイングしていた

カメリア レッド オブ サワディロード
An other pleasant black bitch, good proportions,
lovely reach of neck, typical head and expression,
good coat and also correct shape of otter tail, not the best topline

もう一頭の良いブラックのメス。良いプロポーション、
ネックの長さもあり、頭部の表現も良い。
コートも良く、正しい形のオッターテイル。
ただ、トップラインがいまいちだった

*******************************



【2016/01/11 20:20 】
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京都ラブ展 ジャッジ短評
今日は昨日の続きとして
各クラス1-3席犬の個別の短評を書きます

その前に、一言
今回の京都ラブ展・ジャッジ短評は
先日アップした、ジャッジの総評でご本人が書いている通り
良いことを並べるのでは無く、どんな名犬も必ず持っている
短所にも敢えて触れています

長所より、短所のほうが多く書かれた子も居ました

しかし、ジャッジの総評をちゃんと読んで頂くと分かる通り
これは、ブリーダー在りきのクリティークです

私は常々、ショーはブリーダーのためにあるべきだと
深く思っています
オーナーでも、ハンドラーでも、クラブの為でも無い
ブリーダーのためのものであるべきです

ジャッジも、それが当たり前だと思って
それを前提に、この短評を書いています

最初から最後まで、その意思が溢れています。

自分の評価が、ブリーダーの今後の繁殖に役立つようにとの
思いを込めて書いています。

そのことを心にとめて読んでください。

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           Kyoto Labrador Show results

               Best Puppy
SANCTITY JP’S WATER LINE
A yellow of very pleasant type, typical head and expression.  
Good bone, good length of leg, short coupled.
Good coat. Moves well but momentarily carries his tail a bit high…

とても良いタイプのイエロー。典型的なヘッドとヘッド表現。
良い骨量と良い長さの脚。ショートカップルド。
動きも良いが、テールセットが高かった

       Best of Opposite Puppy
NORTEAR SUNCHASE UP TO YOU

Very different than the male in almost every respect…
Rather heavy for her age, deep chest, plenty of bone,
good forechest, would prefer more length of leg
but that of course might change when she grows,
rather long in loin. Excellent angulation, good movement.

ベストパピーと比べると全く違うタイプ。
この月齢にしては重いボディ。
深い胸、豊富な骨量。形の良い前胸部。
強いて言えば、もう少し足の長さが欲しい。
しかし今後の成長過程で改善されると思う。
若干長めのロインだが、素晴らしい角度で、良い動きを見せてくれた

       JUNIOR
SUNCHASE TEE OFF

Black of excellent type,
good proportions of the body, good bone for his size,
would prefer a bit darker eye colour,
good coat, moves and shows well.

素晴らしいタイプのブラック。均整の取れたプロポーション、
彼のサイズにぴったりの骨量と良いコートを持ち、
良く動き、良いショーイングを見せた。
敢えて言えば、眼色がもう少し濃いほうが良い。

C.K. BECK JP EAGLE
Black of very good type.
Not as well balanced as the winner and would
like to see more angulation in the rear.
Pleasant head. Good bone, good coat.
Should have a bit more drive in his movement.

とても良いタイプのブラック、ウイナーと比べるとボディバランスが少し劣り、
後躯の角度がかなり足りない。
良いヘッドとコート、豊かな骨量。
ムーブメントに於いては、もう少し駆動力が欲しい

NORBULINGKA DON’T ASK ME WHY
Not quite as matured as the other two
but moves really well, good head and expression,
lovely reach of neck, good forechest, good bone,
not in his best coat today but really a dog which probably just needs a bit
more time and will grow to be a really nice male.

ほかの上位2頭と比べると成長度が遅いが、
とても良い動きをした。良いヘッドとヘッド表現。
十分に伸びのあるネックライン、綺麗な前胸部の形で骨量もある。
当日のコートの状態は良くなかったが、
将来的に時間をかけて成長すれば素晴らしいオスになる

          YOUNG ADULT
アダム オブ トータスマウンテン
Yellow of very good type, a bit long in body,
head needs a bit more time, good coat,
carried himself well when moving

良いタイプのイエロー。 
若干長めのボディ。ヘッドの充実には少し時間が必要。
良いコート。動くと良く見せる

TRIPLE STAR JP QUASAR
Yellow of very good type, pleasant head,  
good depth of chest, good bone, not enough angulation
in front which also could be seen in movement.

とても良いタイプのイエロー。
良いヘッドと胸深、充分な骨量を持つが、
動いた時にフロントの角度が充分にあるように見えない


RIKU K.T. OF LA BOO FIELD JP

Rather strongly built male of very good type,
excellent bone and coat, really many lovely features in him
but very high tail carriage spoilt the balance of the dog.

良いタイプであるが、幾分重い感じがする、
素晴らしい骨量とコート、多くの優れた特質を有すが、
テールの保持がとても高くて、
この犬のバランスを台無しにしている

     ADULT
ロチェビィ ムーン マジック
Rather tall male of very good type, strongly build,
moves with stride.

幾分体高のあるオス。
良いタイプで頑健な体躯で大きなストライドで動く

FOULBY KNIGHT STAR
Excellent type, very pleasant head though
maybe on the wide side, good bone,
would like to see more angulation in the rear,
one of the best coats of the day.

素晴らしいタイプ、良いヘッドだが若干広め。
良い骨量。もう少し後躯の角度が欲しい。
コートはこの日のベストの中に入る

JIM-AD OF INTERNATIONAL JP
Very well balanced male appearing a bit older,
excellent angulation in the rear and
also a bit in front which we do not see that often,
would like to see more coat on him

とてもバランスの良いオスだが、老けて見える。
素晴らしい後躯の角度を持つが、フロントの角度は良くない。
もっと毛量が欲しい

    Junior BBE
C.K. BECK JP RAPTOR
A black of excellent type. 
Good head and kind expression, good coat,
not the most heavily built -
clearly still very much a youngster and needs more time.

素晴らしいタイプのブラック。
良い頭部と優しい表情、良いコート。
もう少し重量感が欲しい。
きっとまだ若く、もう少し時間が必要かと思う

MAJOR WAY JP’S DARWIN OF BELL VALLEY
A bit longer in body, but well built,
head very much in “between stage”
and his coat felt rather soft in my hand.
Was not showing as well as he could - appearing slightly distressed

少し長めのボディ。しかし充実している。
頭部は成長の途中でコートの質は柔らかく感じた。
ショーイングが上手くできなかったのか、
少しストレスを感じているように見えた

ENGLISH GARDEN JP SOLAR-SIZZLE
Probably the best body of these three
but head a bit strong for me and
his tail was not just carried high but also coming on top of the back.

多分この3頭の中では一番良いボディだったが、
ヘッドが私にとっては若干強すぎた事と
テールの保持位置が高く、且つ先が上がっていた

   Young adult BBE
FRANK OF INTERNATIONAL JP
A lighter coloured yellow of excellent type,
well balanced and clearly masculine male without being too heavy,
good coat and moved with stride

薄いイエローの素晴らしいタイプの子。
良いボディバランスで、重過ぎず、とても雄らしい一頭。
コートも良くて、大きなストライドで動いた

DUET OF SHIRUKU SAN SHAIN JP
Of very good type, pleasing head
slightly long in body good coat enough angulation moves OK,
probably would benefit of ring training

良いタイプで良い頭部であるが、少々長めの体躯。
角度もあり動きも良いが、リング内でのトレーニングが必要

AEGIS OF MIKUNI K-RUSSKY JP
A male which should have better angulation in front
Good head and expression, good forechest,
good spring of rib but slightly long in loin
and also would like to see a bit more length of leg

フロントの角度がもう少し欲しいオス。
良い表現の頭部、良いフォアチェスト、リブの張りもあるが、
若干ロインが長く、もう少し足の長さが必要

    Adult BBE
SANCTITY JP’S BLESS TRIDENT
Rather pale yellow of excellent type,
excellent bone and spring of rib, correct depth of chest,
would like to see more angulation in front,
good coat, carries himself nicely in movement.
(Best Of Breed)

ペールイエローのオス。
充分な骨量とリブの張り、正しい胸深。
もう少しフロントの角度が必要。
良いコートを持ち、良い形を保って動いた

C.K. BECK JP DYNAMITE DUNKSHOOT
A black of very good type and lovely positive attitude
which always warms the heart of a Labrador breeder,
a bit leggy maybe good head rather short and
upright upper arm good angulation in the rear,
good coat and shows well.

とても良いタイプのブラックで、
ブリーダーの心を温かくする素晴らしい陽気な態度。
若干レギーで頭部はまあまあ良し、やや短く立気味の上腕
後躯の角度は良い。コートも良く、ショーイングも良い

ENGLISH GARDEN JP CHILLI BEAN
A chocolate of very pleasant type, deep chest,
good spring of rib and good bone. Correct head.
Would like to see a wider thigh to make her rear look stronger.
Showed happily but didn’t like to be moved with a lead up on his throat.

とても良いタイプのチョコレート。深い胸とリブの張り、骨量もある。
正しい頭部。
もう少し幅のある大腿部であれば、後躯がより力強く見えるだろう。
楽しくショーイングしていたが、喉を吊り上げられて動かされるのが好きではない。

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今日は、ここまで
続きは明日でお願いします















【2016/01/10 22:28 】
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あけましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。

昨年書きかけのAI記事も中途半端なまま
2016年を迎えてしまいました。

実は11月から柴犬の子犬、茶々が我が家に居候していましたので
なんだか、バタバタしていたのです

また年末から年始にかけて、
キャリアドやロータスのお里である
英国ウエールズのバルライオン犬舎の
サウジーが来日し、うちに滞在していたので
多忙な日々を送っていました。

先日長い間預かっていた柴の茶々を連れて
ようやく帰国したので
今年こそ、真面目に書き上げますので
もう少しお付き合いください。

今年初めの記事は、
これまた、完成までに予期せぬほどの時間が掛かってしまい
出来上がった時には、私自身がすっかり意気消沈し
今更ながら、どうしようかと迷い続けた、京都ラブ展のクリティークを
この場を借りて、発表させて頂くことにしました

今回のクリティークについては、細部にわたり丁寧に
また、誠意を込めて書いて下さったジャッジさんにも、参加下さった皆さんにも
全ての方々に、まずは遅くなったお詫びを申し上げます

宜しければ、読んでください。


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              KLRC2014 
              ジャッジ短評
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はじめに

2014年11月23日開催のKLCジャッジ短評が完成致しました。
内容につきましては、英語版から日本語への翻訳などに
大変難しい点もありますので、
原文の英語と日本語訳の両方を載せております。

出来ればジャッジによる英語原文を中心に読んで頂き、
翻訳の拙さは何とぞご容赦下さい。

今回は当日の写真を失念してしまったクラスがあり、
またジャッジへの連絡不足などで、
特にベビー・パピーに於いては、BIS又はBOSのみの評価となってしまいました事を
ここに改めてお詫び申し上げます。

その他、また何かお気づきの点などございましたら、
今後の参考にさせて頂きますので
各クラブ宛に、どんどんとご意見・ご感想などをお寄せ下さい。

*****************************
                           
京都ラブラドールレトリバークラブ
代表者 千葉香里

*****************************

Kyoto 2014
First I would like to thank the committee of the Kyoto Labrador Club
for the opportunity to visit and judge your show.
I truly enjoyed my day of judging and the hospitality
of you all but of course especially Kaori Chiba
who made such an effort to make us feel welcome
and spent a lot of her time to entertain us after the show.

最初に、今回京都ラブラドールクラブの審査員としてお招き下さった事に
感謝の意を表します。

私は当日の審査を心から楽しみました。
そして私たちが快く過ごせるように、
沢山の時間を割いておもてなし下さった事にも改めてお礼申し上げます。

The quality of dogs was very varied at the show
but I am very pleased with my winners
and my final lines up in both males and females.
It seems very clear that you have got quite many imports
as you should being such a “young” Labrador country.
If you have the possibility to travel and see Labradors in different countries
it will teach you a lot and you get a better idea of
which direction you should go with your breeding.
Nowadays it is quite easy to use males from even far away countries
either with chilled or frozen semen which is
an option you all should consider instead of the easier options as
tempting as it sometimes is….

ショーでは出陳犬達のクオリティーについては、かなりバラつきがありましたが、
オス、メス共に最終審査に残った犬達と優勝犬達は
世界で通用するほど素晴らしかったです。

一目瞭然のことですが、ここはラブラドールの歴史の浅い国ですので、
やはり輸入犬が多いですね。

これから貴方たちが、外国に出かけてラブラドールを視察して回る機会がありましたら、
そこから必ずや多くの事を学ぶことができますし、
どの方向に繁殖を進めるべきかも自ずと理解出来てくると思います。
近年では遠く離れた外国からでもチルドや冷凍の精子を簡単に輸入できます。
手っ取り早く海外の優勝犬を購入するよりも、
自ら良い繁殖をする事は今後皆さんの繁殖計画に加えられるべきです

I could see that you seem to have most of the same problems
we have all over the world.
Much too many have a long body and/or short legs and
that is not we want.
Also much work to be done with fronts and
it is difficult because good fronts are so hard to find.
Every breed has some special features which make them what
they are and in Labrador it is type of course - much defined
by head - double coat and otter tail.
Many think that just by reading the breed standard
you can get it but it’s not that simple.
We all read it a bit differently.
I always say that it takes easily 20 years of breeding to
fully understand the breed standard.
Every breed also has their typical movement and proportions
and it takes time to learn appreciate that.
That is one of the reasons why it is important
that you try as often as possible invite experienced breed judges.

今回の審査では、世界中が抱える問題のほとんどが、
ここにも存在すると感じました。
多くが長い胴や短い脚をしていましたが、
これは私達が求めるラブラドールの特徴ではありません。

フロントの構成はまだまだと言ったところですが、
これの優秀なものはなかなかいない。

それぞれの犬種には、それを成す特徴ががあり、ラブラドールの場合は、
もちろん、頭部、ダブルコート、オッターテイルです。

スタンダードの書物を読めば簡単にわかることですが、
実際にはそう簡単ではありません。
それぞれの解釈も異なります。

私は常々スタンダードを完全に理解するには20年ほどの繁殖経験が必要であると考えています。

それぞれの犬種にはその特徴的な動きと体型バランスがあり、
これを理解するにも時間がかかります。
ですから、経験豊かな審査員を出来る限りショーに招聘する事が重要なのです。

We had a short tea party after the show and
exhibitors had the opportunity to ask me questions of the dogs
I saw at the show and I am sure some were really upset of my responses
but I still want to go back to what I said.
I have been judging Labradors for 25 years and only once a Labrado has tried to bite me.
At the Kyoto show it happened twice and that is not acceptable.
Labradors are known for their temperament and friendly disposition -
the dogs with bad temperament should NEVER be bred from and
I would look very carefully also to their parents.
If they have other offspring with the temperament problems
I would strongly recommend never to use them again for breeding.

今回のショーの終了後に短い茶話会があり、
出陳者から質問を受ける機会がありましたが、
何人かの方々は、私の返答に大変ショックを受けておられたようですので、
その時に申し上げたことをもう一度言います。

私は25年ラブラドールの審査をしてきましたが、
その間ラブラドールが私に噛み付こうとしたことは一度だけです。
今回の京都のショーではそれが二度もあり、これは論外です。
ラブラドールは温厚で友好的な性格で知られる犬種なのです。
このような攻撃的な個体は絶対に繁殖すべきではないし、私ならその個体の両親も調べ上げます。
その個体の同胎犬の中に似たような性格のものがいるなら、
それらも絶対に繁殖すべきではありません。

I know that the breeders who came to listen
and discuss are the ones who do care about Labradors
and do their best to cherish the breed and do what they can to help it prosper.
The ones who do not attend this kind of get-togethers are the ones
we should reach and I hope your message will reach them too
so that you can do what ever is needed to make people understand
that working together will give you the best results.

茶話会に参加されたブリーダーの方々はラブラドールを本当に愛し、
ラブラドールの繁殖に真剣に取り組んで貢献されている方々でした。
これに参加されなかったブリーダーさんたちにも、
こちらから積極的に働きかけて共に努力していくことが重要です。

The other thing somewhat related to the same issue
was the showing of Labradors.
They should be standing freely and wagging their tails…
professional handlers do not always appreciate that. Most of them
will try to stack them and also handle them the way
which doesn’t suit the breed and really makes them appear fearful and distressed -
that is something we do not want to see in Labrador rings!
there were quite many dogs which actually showed freely
and happily wagging their tails and enjoying the show…
they are the ones you should watch and make your dogs show the same way.
If your handler doesn’t know how to do it -
which he should - change the handler…or show your dog yourself!

上記にやや関連しますが、もうひとつ、
ラブラドールのショーイングについてです。

ラブラドールはフリーでスタンディングし、楽しそうに尻尾を振っていなければなりませんが、
プロのハンドラーさん達は、必ずしもそのようにするとは限りません。
多くのハンドラーはラブラドールをスタックさせ、この犬種に合わない扱いをし、
その結果、多くのラブ達が怖がってオドオド緊張しているように見えていました。

これはラブラドールのリングでは見たくない光景です。

今回のショーでは、多くの犬達が自由に振る舞い、
尻尾を幸せそうに振り、楽しげにしていました。

プロハンドラー達も、これを見習うべきです。

ハンドラーはこのようにすべきなんですが、
あなたのプロハンドラーが、そのようにできないならば、
すぐハンドラーを変えるか、ご自分でハンドリングするべきです。

I hope that you can take my critiques as well.
I am a Finn originally and our education probably is
quite different from Britiish for example.
We do not just praise every dog for their virtues but also try to find the biggest faults -
and every dog has some -
so that exhibitors would get some kind of an idea what the judge that day saw
and what they should be paying attention to
when for example choosing the right male for their bitches.

私のこの短評が皆さんのお役に立ちますように!!

私はフィンランド人ですので、英国とはかなり違った教育を受けてきました。

例えばこの短評の中でも、それぞれの個体の長所ばかりを並べるのではなく
重要と思われる短所を指摘するようにしています

どんな素晴らしい個体にも必ず短所はあるもので

出陳犬が当日の審査員の目にどのように見えたか、
これからどのような事に注意すれば良いのか、
どのような繁殖相手を選べば良いのかを考える助けになればと思います。


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前置きも大変含みのある内容です

今日はここまで

明日続きをやります
















【2016/01/07 22:11 】
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