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カナダSPCAのお話
今日は朝から雨が降って、肌寒い一日でしたね。
ずっと雨が降る予報だったので、少し降り止んだお昼頃
ワン達を連れてランで遊びました。
まぁ、みんな見事にドロドロ・・

その後、また雨が降る予定だったのに
そのまま上がって良いお天気になった。
これなら無理して行くんじゃなかったなぁ。

さてさて、今日は以前にカナダのSPCAを訪ねた時のお話しを
少し書いてみたいと思います。

日本でも去年の6月から「動物愛護法」が大きく変わりましたが
実際のところ、大きな効果があるのでしょうか?
まだ一年も経っていないので、良く分かりませんが
大変進んでいると感じた北米の事情をお話しします。


********************************
北米カナダ動物愛護協会の現状とリポート

これまでも日本に於いての動物愛護の現状に不満を持っており、
以前カナダへ出張した際に、SPCAと呼ばれるカナダの
動物愛護協会で取材をしてきました。
普段はなかなか知ることが出来ない、外国の現状を少しでも
お伝えしたいと思います。

SPCAとは、正式には
SOCIETY FOR THE PREVENTION OF CRUELTY TO AMIMALSと言い、
日本語に訳しますと「動物虐待を防止する協会」となります。

愛護協会ではなく、虐待防止協会なのです。
大切な点は、警察力に相当する権利を持っていることで、
様々な虐待(殴る等の物理的な攻撃、空腹、
飼育放棄などの虐待すべて)

通報された際に、警察権を持って捜査を始めます。

その他、ホームレスペットの保護や飼えなくなった動物の引き取り、
ニューオーナーに引き渡す業務、そして野生動物が怪我をしたり、
迷ったときの保護などを行っています。

彼らの徹底した活躍により、本当に羨ましいと思うことは
カナダに於いては、野良犬や野良猫を初め、
野生以外でホームレスの動物は存在しないのです。

正式には以下の業務を行っています。
1) 低価格の獣医を運営。
2) 政府レベルでの州法司法全ての警察法の司法権を
     持って虐待の防止。
3) ペットの虚勢キャンペーン展開
4) 里親捜しのキャンペーン展開
5) 一般オーナーのために飼い方と責任及び、
     無料のトレーニング教室開催

政府内の順序は、カナダ政府SPCA~州政府SPCA~エリアSPCAの順に
なっています。

まず4)の里親キャンペーンでは以下のことを厳重に調査しています。

今回の訪問で、一番間近に見た里親制度の現状は、
大変奥深いものでしたし、
里親候補の方々に対して、SPCAがまず皆さんに渡す
パンフレットの内容は適切でした。

以下は里親になりたいとSPCAを訪れた方々に対して
最初に行う質問などを翻訳した物です。

なぜ貴方はペットが欲しいのですか?
この単純な質問にきちんと答えられない人が多いのです。
子供が欲しがっているからとか、単に飼いたいとか言う動機であれば、
これは間違いです。
ペットは寿命を全うすれば10年以上生きます。
このことを最初に認識して下さい。

ペットに費やす時間がありますか?
ペットは一日でも放置出来ませんし、一年365日それなりのケアが
必要です。
捨てられたり、放置されたペットは、それ故ここに来ているので、
又同じ事を繰り返すわけにはいきません。

ペットにかかるコストは捻出出来ますか?
ペットにはコストがかかります。
あなたの家計から、獣医費、トレーニング費、等を
払える余裕がありますか?

ペットを飼うことによって起こる問題に対応出来ますか?
のみや寄生虫などの問題があり、悪いこともします。
トレーニング不足による事故等も
考慮しなければなりません。それらに対応する覚悟がありますか?

ペットのためのスペースはありますか?
引き取る前に、貴方の家には充分なスペースがあるかどうか
チェックして下さい。

今ペットを飼う事は、貴方の人生の適期でしょうか?
もし貴方の子供さんがペットを欲しがっていて、
その子が6歳以下の子供さんであれば、ペットを受け入れるのは、
もう少し先にした方がよいでしょう。
小さい子供というのは無責任なものなので、成長されるまで
待った方がよいでしょう。

また貴方自身がペットを欲しいとしても、あなたの仕事が
今忙しい時期ならば、今回は避けましょう。

貴方はグッドオーナーでしょうか?
自分のペットに対し、最低限必要があれば去勢し、
トレーニングを受け、ライセンスを取り、
そしてIDを付けることは勿論ですが、
それ以外にペットを可愛がり、健康に留意し、
適切な医療を受けさせ、そして遊んであげられますか?

ペットの一生を受け入れられますか?
一生の面倒が見られないなら、止めましょう。
ペットを飼うことは、その動物の一生を預かることなのです。

以上のことを熟考した上であれば、ペットを飼うことは
大変有意義なことです。
ペットは貴方を受け入れるでしょうし、ペットのお陰で
ストレスケアや心の安らぎが得られるのです。

以上はペットの里親になりたいとSPCAを訪れた人たちに対し、
初めに質問される内容の書面を翻訳したものです。
犬好きを自称している私でさえ考えさせられる内容です。

また有料の純血種を購入する場合と違い、
SPCAでペットを譲り受ける場合には
安易な気持ちで命の受け渡しをしないよう、
きっちりと管理されているようです。

この質疑の後、里親になりたい人たちは何度もSPCAを訪れ、
教育され、候補犬や候補ネコなどど面接し、そして初めて適切と認められた方々が
里親になってペットを譲り受けて帰られます。

私がSPCAに行った際にも、沢山の里親候補の方々が、
ワンやネコたちと面接していました。
それでは実際に里親が決まった後はどうなるのでしょう?

里親に決まれば、SPCAに規定の料金を支払います。
つまりお金が要るのです。

犬の場合は、一頭に付き145ドル。(邦貨で約15000円)
この料金は、マイクロチップやID、またはタトゥーなどに使われます。
これは大変重要なことで、喋れないペットたちが不幸にも
迷子になった際に、適切且つ迅速に、正しい飼い主の元へ
帰ることが出来ます。

また将来オーナーが無責任にペットを捨てることも出来ません。
何故なら、捨てられたペットたちの所有者はすぐに判明するからです。
このチップなどを付ける費用を差し引いた後、
残りは獣医さんに持って行く金券で新オーナーに渡されます。
この金券を持って3日以内に獣医師の診察を
受けに行かなければなりません。
つまり「行きます」と約束して行かなかった場合のため、
新オーナーから受け取ったお金を、現金では無く
獣医師で使う金券に替えて渡せば、必ず連れて行ってくれるからです。

細かな点まで動物のためを考えた規定に驚きました。

またSPCA運営の費用は、その殆どがドネーション、
つまり寄付で賄われています。
北米社会では、様々な施設などに遺産を寄付することが
普通のようです。

今回は限られた時間内でのレポートでしたので、
深く掘り下げる事は出来ませんでしたが
今の日本で頻繁に報道される「児童虐待」の悲しいニュースを
見聞きするに付け、動物虐待について考えることや、
この日本で少しでも悲しい動物の物語を無くそうと
希求することについて、まだまだ早いのかも知れないと思うと、
悲しくなってしまう私の気持ちは、お分かり頂けると思います。

児童虐待ですら満足に対処出来ないのですから、
日本にSPCAのような組織が出来ることは可成り先になることでしょう。

或るカナダの友人によると、少し前にワンちゃんが連続で
殺される事件が起きたそうです。
決まった犬種が、続けて何頭も殺害されました。
その際には、犯人逮捕のため警察による現場付近の道路封鎖など、
殺人事件と同じだけの捜査が行われたそうです。

色々な点で、先進国として非常に遅れている日本に住む私たちは、
何をしていけば良いのでしょうか?
改めて考えさせられたレポートでした。
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【2007/05/30 15:45 】
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サンデーランズのお話し、その2
昨日はセラピーに行ったので、ブログをさぼりました・・
今日は頑張って朝から書いています。

先日書いた「サンデーランズのお話し」の続きです。

********************************
この頃ブロードリー夫人は、初めてショーでCCを獲得していた
サム・オフ・ブレアコートと言う犬を、飼い主を説得して
譲り受けました。

しかし飼い主であった、グレース・ランバート夫人から
サムと子犬を交換して欲しいというオファーを受け、
これを承諾したブロードリー夫人は、スコットランドから
後に伝説的な存在となるTWEEDを手に入れたのです。

TWEEDを抜きにして、この偉大なラブラドール・ブリーダーである
ブロードリー夫人は存在し得なかったほど
TWEEDは英国トップクラスのラブが祖先としている犬でした。
1970年代英国のどのドッグショーのチャンピオン犬でも
必ずTWEEDの血を引いていました。
トップ犬の血統書を辿れば、必ずTWEEDの名前が載っていました。
SH.CH.CAMBREMAR ALL THAT JAZZは90代目のTWEEDの系譜です。
これこそTWEEDが英国ラブラドールの中心的な存在である証です。

振り返ってみると、60年代半ばから80年代初めまでは
特に実り多い時期でした。
ショーはより優美なものとなっていき、サンデーランズはショーの
中心的な存在となったのです。
またそれと同時に、ブロードリー夫人は申し分のないトップクラスのラブ達のオーナーとなっていったのでした。

彼女がショーに姿を見せると、誰もが一目でも彼女を見ようと
ショーイベントそのものの価値が上がるほどでした。
彼女はまた世界中でジャッジとして活躍していましたが
彼女にとってジャッジとしてのハイライトは1978年の
クラフトドッグショーでのベストインジャッジでしょう。

ブロードリー夫人はドッグショーの世界で初の女性ブリーダーであり
誰もが認める最も成功した人物でもあります。
サンデーランズの次の世代を担う犬達の成長こそが
彼女の楽しみであり、有名な話としては
彼女は赤ちゃん犬をキッチンに連れて行きテーブルの上に載せて
ずっと赤ちゃん犬と話をしていたそうです。

長年彼女は、その広大な知識を寄与することでラブ界に貢献してきました。
またザ・ケンネルクラブの委員として働き、数多くのぶりダークラブの
役員もしていました。
最も興味深いことは、彼女は彼女を長年知る人達から深く尊敬され
多くの友人達も彼女に深い忠誠心を持っていたという事です。
知らない人達は彼女に畏怖を感じると言いますが
そんなことは全く必要なく、ブロードリー夫人は新しく入ってきた
新人達に親切に接し、勇気を与えていたのです。
この彼女の姿勢は、いまや伝説のようになっています。

ラブのトップブリーダーとしての仕事を、これほど長く
続けて行けたのは、彼女自身が鋼鉄のような固い意志と
強靱な精神の持ち主であり、そして何よりも犬に対する
深い愛情があるからです。

若い人達に彼女はいつも愛情を持って勉強するように諭していました。
若い人達の未来を彼女は自分のこと以上に大切に、そして
楽しみにしていたのです。

おわり

********************************
【2007/05/29 10:31 】
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サンデーランズの事
最近日本のラブ仲間達と交流する機会が多くて
みんながラブについて、とても勉強・研究されていることに
驚き、感嘆したことは以前にも書きました。
私も頑張らないと!!と思っていますが、そう言えば以前・・
もう10年ほど前になりますが、私も英国の有名な犬舎の記事を
勉強していた事を思い出しました。
(普段忘れてたんでは、アカンがな・・)

古い書類を引っ張り出して、その中からサンデーランズの記事を
今日は書いてみたいと思います。

私が10年近く前に、初めてクラフト展に言った年、
奇しくもサンデーランズ犬舎のブロードリー女史が他界され
弔問を兼ねてサンデーランズ犬舎を訪れた後に読んだ記事です。

今回のブログは、この記事を2回にわたって和訳しお届けします。
まずは第一回目・・

*******************************
これは、G・ブロードリー婦人の承認をとり、
リチャード・エドワーズ氏によって書かれたものです。

ブロードリー夫人は、65年にわたりラブラドールのブリーディングを
行い、数々のトップクラスの犬達を生み出してきました。
そして、サンデーランズはショーラブラドールの歴史の中で
英国では他に類を見ないほど成功を収めました。
多くの犬が輸出され、世界のラブラドール界で今でも
チャンピオンに輝いています。

サンデーランズの第一歩はJUNOとCH.JERRYの2頭から
始まりました。
1930年代は英国ラブラドール界では特に実りのある時代でした。

その頃、カウンテス・ハウは力の絶頂にあり、彼女の犬達は
ショーリングを左右していました。
戦前には、JERRY、JUNA、JANICEの3頭が
タイトルを獲得し、この三頭の血を引く、いわゆる
J・ブリードはアメリカへも輸出されていました。

 第2次世界大戦が始まり、主なケンネルがその活動を制限され
多くのケンネルがやめてしまいましたが、ブロードリー夫人は
この厳しい時代に於いても着実に土台を固めて行きました。
そして戦争の明暗がはっきりすると、彼女はまたブリーディングを
再開したのでした。
戦後、すでに確固たる基盤を築いていた彼女は、サンデーランズを
英国で最も重要なケンネルにすべく急速に発展させていくのです。
その頃は、またショー用の猟犬のケンネルも持っていました。
そしてその中からは7頭の犬(ガンドッグ)がチャンピオンになっています。

その頃ブロードリー夫人は、ノッティン・トッポト氏とパートナーに
なり、共同で犬を所有していました。
このパートナーシップは終戦前の数年で終わりを告げていますが
この時期の成功は、今日まで受け継がれています。
また戦後、この中から何頭かの犬がアメリカにも輸出されています。
CH.KANDYKO PATRICK(YELLOW MALE)
CH.SANDYLANS HARLEY PRINCESS(BLACK BITCH)などです。

1950年半ば、ブロードリー夫人はカウンテス・ハウの
パートナーになっていますが、ここで面白いことがあります。
何頭かの犬は二人で共同所有にしていたのですが
二人はそれぞれの犬に、別々の名前を付けていたのです。

パートナーのじきは短かったのですが
当時各賞を総なめにした、CHブリティッシュ・ジャスティスの様な
犬を生み出すほどの大成功でした。
この犬は、アメリカに輸出された後、再びサンデーランズに
買い戻されたCH.SANDYKANS BELLE OF HELENSPRINGから生まれた
チャンピオン犬です。

BELLEは素晴らしい血液の証明のようなものでした。
その後、カウンテス・ハウはブロードリー夫人との関係に
しっくり来ないものを感じ始め、彼女自身のブリーディングに対する
方向転換により、パートナーシップは解消されました。
この事により、ブロードリー夫人は犬を飼育する場所が無くなり
この後夫人は、たった数頭の犬だけを連れて
ミッドランドに移住する事になったのです。

つづく・・・

********************************

今日はここまで・・・・

【2007/05/27 21:25 】
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寒かった「オフ会」
今日は久しぶりの「オフ会」!
前回の予定が雨で流れたので、今度こそ!と気合いが入っていた
今日のオフ会でした。

週間予報では、晴天及び気温は22度と最高のオフ会日和。
気合いの入った得意(?)のカレーを20人分も作って
意気揚々でしたが、琵琶湖に近づくにつれて
少々霧雨の感じ・・

「曇りのち晴れ」の予報だったので、午後からは晴れると
この期に及んでも、それほど気にしてなかった私でした。

でも・・24頭と19人が集まった今日のオフ会は
・・・寒かったぁ~~・・・
時折お日様が顔を出すものの、曇天の上、風も強くて
外気温は、何と14℃!

ワン達にとっては、暴れまくっても元気でいられる
丁度良い気温でしたが、人間には、ちぃと寒かったねぇ。

我が家のワン達は、泳ぎまくり。。


P1080858.jpg

P1080864.jpg


ずっと会いたかった「くんくん」の写真は、上手く写ってなかった~
楽しみにしていたのに、残念!!!
前に頂いた写真で、m(@´ё`@)m ゴメン・・・ね

sanda2793.jpg


お昼は、みんなで震えながら「美味しいカレー」
持ち寄りの一品を頂きました。

おぉ、寒っ!!

P1080868.jpg


それからゲームをして・・

おぇ~~寒いっすぅ!


P1080872.jpg


KOJI家の4頭は「今日は寒いし泳がさない^(・T・)^」って
言ってたのに、最後の最後、もう帰るって時に
全員泳いでしまって、ずぶ濡れ・・
そのまま車に乗ってお帰りになりましたぁ。

寒いけど、楽しい一日でしたよ・・ねっ!!
【2007/05/20 22:23 】
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ラブの骨量について
ATERUI NOBUさん、こんにちは。

私のブログに、コメントを頂きありがとうございました。
遠く離れているので、先日の近畿インターでは
もっとゆっくりお話しできると楽しみにしていましたが
私がバタバタしていて、ゆっくり時間が取れず
大変残念に思いました。

ATERUIのブログを見て、とても勉強されていることに
いつも感動しています。

アメリカのラブの太り方については、ブログで何度も書いた様に
何度も「う~~ん」と唸るほど驚きました。
2~3日見ていると見慣れてくるものですが、
それでも尚、やはり「あまりにも太りすぎ」なので、健康面を
心配したほどでした。
各オーナーさんからは(余計なお世話じゃ!)と言われそうですが・・

さてさて、2月にDIALYに書かれていた「骨量」について
私も長年考えていたので、経験を含めて書かせて頂きます。


我が家のニューフェイス、ジャスミンはご存知の通り
英国から去年の10月に14ヶ月でやって来ました。
この子は、2005年の6月に恒例のLRC単独展へ行った際
ブースゲート犬舎からオファーを頂きました。

ジャスミンのお母さんDORAを出してきて
「私達は、二人で何度も相談した結果、DORAを一週間前に交配したが、もし良い牝が生まれたら、あなたに一頭差し上げる」
言って下さいました。

実は10年以上前に、ブースゲートさんを初めて訪問した際
「私達は犬を譲りませんから」と最初に断られていたのでした。

当初から私は犬を譲って頂く目的は無かったので
「はい、はい」って感じで別に気にせず、お付き合いが始まり、
それからも「犬を譲って欲しい」とは
一度も言ったことがありませんし、事実予定もしてなかったのです。

またバルライオン犬舎から子犬が来ることが決まっていましたし
考えてみると、2頭は殆ど同じ月齢になり
正直「どうしようかな?」と思っていたほどでした。

でも「昔に一度犬を日本に送ってひどい目に遭った」と言う
ナイチンゲールさん達が、一大決心で決めて下さったオファーを
ご縁と思い、ありがたく受けることにした訳です。

・・そんな経緯でしたので、私はナイチンゲールさん達に
「子犬を1才までこちらで育てて欲しい」とお願いしました。

同じ月齢の子犬が同時に来るのも大変だと思いましたし
また沢山の先輩達から「一番成長する生後一年を、日本で育てるのと
英国で育てるのでは断然差が出る。何故なら日本では
どうしてもこの一年の間に、梅雨と暑い夏を経験さすからだ」

聞いていたのも理由でした。

そんな訳でジャスミンは無事に生まれ、一年をブースゲート犬舎で
育つべく、英国に留まりました。

その年の秋にバルライオン犬舎から、ロータスは来ましたが
その翌月11月末に、我が家のゴールデン「サクラ」が
12歳半で亡くなりました。
我が家は、ダイアナとロータスだけになりました。

余りに淋しいのと、頭数の余裕も出来たので
ジャスミンを早めに引き取ろう、言う事になりました。
丁度ジャスミンは、4ヶ月になろうとしていた頃です。

何人かの先輩に相談したところ、意見はバラバラで
「英国で育った方が、骨量のある犬になるから
もう少し辛抱しろ」
という人や
「余り関係ないと思うから、引き取れば?」と言う人やら
色々な意見がありました。

かなり迷っていた頃、大変著名なシェフとお会いして
食事をし、ゆっくりお話しする機会がありました。
そのシェフとの話の中で、興味深い話がありました。

フランスのチキンが(名称を忘れましたが)とても
美味しいらしく、どうしても日本のチキンは追いつけないそうで
何とかそのチキンを使いたいと思い、ひよこを輸入して
全く同じエサで育てても、日本では同じ味にならないそうです。
またレタスも同じで、同じ種と土で育てても
どうしても日本では同じ味のレタスが出来ないらしのです。

私もその際に「犬の骨量」の話をしたのですが
レタスの様に土で育てる場合は、どうしても土壌の成分が
直接関係してくるとしても、鶏の話は大変興味深く
「やっぱり日本では駄目なんですね」と言うことで
話が落ち着きました。

この会話で、私は「やはり一年は英国で育てて貰う」という
決心を固めました。

ラブをチキンやレタスと一緒にして悪いけれど、
違うジャンルでも、こうして日本との違いに悩んでいる事を知り
特に味まで変わるのは、やはり何かあるんだと思いました。
気候や水などが関係しているのでしょうか?

でももう一方で、相反する話もあります。
昔見たNHKの番組ですが、或る双子の女の子が事情があって
それぞれ違う国に里子に行ったそうです。
一人はアメリカ、一人は中東だったと思います。
アメリカで育った方は、自由に食事を摂っていましたが
もう片方は、厳しい菜食主義の中で、牛乳や卵も一切無く
完全に野菜で育ったそうです。

この二人の成長を、ずっと追跡してあるのですが
幼稚園、小学校、中学校と成長毎の体重と身長は
全く同じだったそうです。
この番組は、肥満について「環境か遺伝か」という
テーマだったと記憶しています。
つまり環境や食べ物が変わっても、遺伝による要因は
変えることが出来ないという結果が出ていました。


う~~ん、結局どうなのか分かりませんね。

同じ犬を同時に違う場所で育てることは不可能なので
結局答えは「??」永遠の謎??でしょうか?

でもジャスミンは良い骨量をしています。
これが英国で育った結果なのか、遺伝によるものなのか
分からないのですが、書かれていた牛乳で育てる方法は
一度試してみたいですね。

長々と結局結論のないお話しをしてしまいましたが
良いラブを作るのは、謎を含め奥が深い事ですね。

それだけに楽しいのでしょうが・・・

明日はオフ会をやります。
お天気も良い様なので、琵琶湖で思い切り泳がせてきます。
またゆっくりお話ししましょう。




【2007/05/19 11:09 】
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近畿インターと「犬の本」
昨日は近畿インタードッグショー!
朝5時からの出勤でしたが忙しくて、気がついたらグループ戦でした。
楽しみにしていた「ラブラドール」は97頭の盛大な
単独システムになりましたね。
ブリード・ジャッジのガイ氏は、とても楽しい審査を
されていたと思います。
牡クラスは、じっくりとリング内に入ってまで見せて貰ったけど
メスクラスが始まったら、本来のお仕事が忙しくなって
結局全く見られませんでした・・・・
ラブどころか、この時からチャンピオンシップショーまで
な~~にも見ていない間に、ショーは終わりました。
持参したカメラも、キャップを開ける間も無く・・・

・・と言う訳で、ブログにアップする記事が書けましぇ~ん。
誰かさんの記事を楽しみにしております!

そして、おもしろかった「犬の本」の最後を書いて
今日は終わります。
やっぱり年には勝てず、まだ少~し疲れているので・・


*******************************
最後に、私が心を打たれたこの本のエピローグを
ここに引用させて頂きます。

本文エピローグより

 最後に
 犬を 
 犬の欠点を
 犬の遺伝子を
 犬にたかるノミまでも
 犬の何もかもを愛してやまない人々へ・・・・



私と同じように、犬の全てを愛している人々が、
犬の科学を学んで得られる新しい視点に立つとき、
驚きと安らぎの世界が広がる。

現代社会で犬は、様々な奇妙な行動をする。
犬にまつわるトラブルの大部分は、結局のところ、
われわれ人間が、犬に非現実的な多くのことを
望みすぎることから来ている。

人間の希望通りに犬が振る舞わないからといって、
落胆するのはフェアでない。

犬の問題行動は、少なくとも議論的には、
欠陥遺伝子や近親交配やホルモン濃度の異常などに比べれば、
はるかにたやすく改善出来る。

必要なことは、あるがままの本当の犬を、偏見無く認めることである。
真の友情とは、煎じ詰めれば、相手を理解し受け入れること。
頭の中にでっち上げたフィイクションに、
現実を合わせようとすることではない。

われわれは、そのままの犬を見て幸せだし、
犬もそうして貰えれば幸せだ。

犬は犬として見ている世界があることを認め、
犬の社会秩序が人間とは全く違うことを
私たちが知ることは、犬の尊厳を否定することにはならない。

それは地球上の生命の多様性と不思議さに、感動することでもある。
微妙な感性や、難しいことに、犬の知性が及ばないのは事実だ。

しかし、人間が人間以外の他の動物種に対して、
その動物が人間らしく振る舞ったときに
誉めてやるのは、そもそも変ではないかと、私はいつも思う。

犬は人間みたいだと誉められても、なぜなのか分からないし、
ありがたいとも思わない。
本当の犬の役ではなく、人間もどきの役柄を
無理矢理演じさせられるのは、
決して犬の望むことではない。
実際のところ犬は、人間の役を、人間と対等に
完璧にこなそうと思っていない。

彼らは、犬でありたいのだ。

人間にとって幸いなことに、犬であることとは、
リーダーに対し服従し社会秩序に従って幸せを感ずることであり、
人間を満足させる役を喜んで引き受けることなのだ。

犬は犬であり、人は人である。

そして、両者が出会い、互いに違う考えと世界観を持ちつつも、
交流し、互いの生活を豊かにしあうということは、
なんと素晴らしく、高尚な営みではないか。

犬が人間に与えてくれる喜びは、肉体的で、しかも知的である。

それは自分と随分違った者の心に触れ、それを感じ取る歓びだ。
さらには、地球上にこの様に素晴らしい生命の流れを作り上げた、
壮大な進化の力に心を奪われ、畏敬の念さえ覚えるだろう。

われわれ人間が、多くの動物種の一つであることを、
犬はいつも思い出させてくれる。


そして、われわれが特に考えることもなく、
日常的に受け入れている、決まり切った人間社会と世界の約束事は、
進化が生み出したあらゆるものの中では、
実は、偏狭そのもの、
独りよがりもいいところだ、と思い知らせてくれる。
それが犬なのである。


犬社会を支配する原則、犬がどのように世界を観察し、
どのように認識しているか、世界の物事の関係をどう理解しているか、
犬の動機と感情などを知ることは、紛れもなく科学であり、
われわれを豊かにしてくれる。

そして、この本の冒頭で述べたとおり、そのことが、
われわれ人間にも、また犬にとっても役に立つのだ。

愛しているものに、自分の分身となることを求めるのは、
悲しくて痛ましい。
それは浅はかで、結局は実りのない愛に過ぎない。
人間と犬には多くの共通点がある。
もしそうでなければ、数千年前に、同じ生態系で、
一緒にキャンプを張ることは決してなかっただろう。
また、同じ気持ちになることも決してなかったであろう。
そして、心を引き裂く相互の無理解の壁を、
互いに突破することは出来なかったに違いない。

しかし、進化は、共通の運命も、互いの相違点も用意してくれた。
そして面白いことにこの相違点こそが、
結局、人間と犬との絆を結ばせたのである。

犬が人間なら、ただの間抜けだ。
犬は、犬だからこそ、すばらしい。
そのことを直視しよう。


********************************

如何でしたか?
こうして素晴らしいエピローグで結ばれています。
今までの私の考えとは違う、別の愛し方、それも深い愛を感じました。

とても深く感動しながらも、私の正直な感想文は・・・・・・

「・・・やっぱり、うちのワン達は私たちと同じ感情を持って
暮らしていると考えるほうが、普段は一段と可愛いし、
楽しいかも知れへんわぁ。・・・・」



       おわり
【2007/05/14 14:36 】
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おもしろかった「犬の本」のお話しPART 2
おもしろかった「犬の本」のお話しを続けます。

********************************

3)「貴方の犬は賢いのか?」の章から・・・

異なる動物種の知能に順位を付けるのが愚かしいことなら、
同じ動物種の品種について知能に差があると考えるのは、
もっとくだらない。
動物、特に犬の知能を測定しようとしてわれわれが陥る落とし穴は、
人間が望むとおりのことをする犬に高い得点を与えてしまう
ことである。(略)犬は、ドッグショーや訓練競技会で
優秀賞を獲得する方向に進化したわけではないのだ。


4)「罪を無視することを学習してしまう」の章から・・

罰を与えるなら、効果のあるものでなければならない。
そうでなければ、犬に罰を与えているつもりが、
結果として、罰を無視することを教えることになる(略)
罰が、タイミングよく、公平に与えられているとしても、
実際問題として、悪い行動を罰するよりは、正解の行動を
誉めてあげて、報酬を与える方が、はるかに効率がよいのだ。
しかし、誉めることも又、落とし穴がある。
心を鬼にして率直に言えば、間違った罰しかたより、
間違ったほめ方によって、もっと多くの犬が台無しにされている。

5)「犬と猿、頭が良いのはどっち?」の章から・・

犬が、恐怖、渇望、躊躇、好奇心、怒り、満足、それにおそらく、
愛情のような感情を感じていると言い切ることに、私はためらわない。しかし、見たところ犬は、
懸念、罪悪感、恥、忠誠心、保護者的信条、哀れみ、共感、同情など、
他人の考えや気持ちを推量する能力を
必要とする感情は、持っていないようである。
あたかも、犬がこの種の感情を持っていると確信させる行動をしても、その都度
やはり間違っていた」と思わせられる。
希望的な信念を無惨に打ち砕くようなことをするのだ。
(中略)ここに述べたことに腹を立て、歯がみしている
多くの愛犬家がいることを、私は覚悟している。
犬たちが、飼い主に対する忠誠心、
飼い主を守る気持ちを抱き、飼い主と共感している、
と感じるのが常識であって、それに反対するのは犬の尊厳を
損ねる物だと非難されるのは覚悟している。
しかし、犬には他人の考えや、気持ちを推量する能力が
欠如していると指摘することは、人間には被毛が無く、
においを嗅いで跡を付ける能力がないと指摘するのと同じ事で、
犬を軽蔑したことにはならない。


6)「犬のなわばり行動」の章から・・

複数の犬を飼っている家庭では、きわめて深刻な抗争が生ずる。(略)本来犬は出世主義だから、一つの家庭に多数の犬がいれば、
必ず或る程度は不安定になる。それでも、たいてい、犬たちが自分たちだけで事を収める。(略)ところが、飼い主が介入すると、険悪で暴力的な闘争が起こり、中の一頭がひどく傷つくこともある。
これはほぼ確実に、犬の封建的社会構造に、人間が民主主義を持ち込もうとして問題を起こす。
飼い主は、自然な感情で、下位の犬に同情し、
弱い者いじめをする優位の犬を叱り、事態を公平に収めようとする。
これでは、犬社会を根底からひっくり返してしまう。
(略)唯一有効な解決法は、民主主義と平等の原則を
放棄することである。
平和を維持するには独裁者を支持するしかない。



もっと書きたいのですが、きりがないので、この辺にします。
内容としては、

1、 なぜ人間は犬を可愛がるのか?
2、 犬がペットになるまで。
3、 犬は礼儀正しい?
4、 犬のコミュニケーションは歌舞伎だ。
5、 百万種類の香りに満ちた二色刷の世界。
6、 犬と猿、頭がいいのはどっち?
7、 奇妙な振る舞いにはワケがある。
8、 困った犬、困った飼い主。
9、  未来の犬たちへ(クローン技術とドッグショー)

以上のようになっていて、それぞれ大変興味深い内容になっています。

私が引用させて頂いた内容だけを読むと、まるで
犬を可愛がってはいけない、犬に騙されてはいけない。」
警告する内容のように感じる方もいらっしゃるかと思いますが、
読み終わって感じたことは、著者の犬に対する熱くて深い愛情でした。
犬の本質、しつけ方法、接し方、遺伝的な病気、純血種への警告など、
いろいろと考えさせられる内容でした。

私がこういう犬について書かれた幾つかの海外の本を好きなのは、
内容が深いことです。
どれも専門的な(学問的な)知識を基盤にして、尚かつ分かりやすく
書かれています。

日本の「犬の飼い方」などを見ますと、常にその内容が
薄っぺらなことに驚かされます。
色々な犬種のことが書かれていますが、どの犬種についても
家族には忠実で愛情深く可愛くて飼いやすい」と書かれています。
その犬種が育種されてきた目的や特徴などの
説明は無く、ただペットとしての見解だけをさらりと述べており、
どの犬種の説明を読んでも、どの犬種が自分に適切なのか
区別が付きません。

それと比べて、私がこれまで出会ってきた海外の本は
(ほんの数冊ですが)
大変興味深い物が多かったのです。
(勿論学問的で少し退屈な部分もありますが・・・)

北米には「あなたに適した犬種を見つける手引き書」というような
内容の本が沢山あり、流行や好みだけで、不適切な犬を
飼わないように手引きするようになっています。

この本は、本当に目が覚めるような、目から鱗が落ちるような
内容も含まれ、また原文が良いのか、翻訳者が優秀なのか
分かりませんが、大変読みやすく、楽しい文章も魅力です。

是非一度読んで頂きたい一冊でしたので、
ここに紹介させて頂きました。


次回は、私が心を打たれた「エピローグ」を紹介します。
お楽しみに・・・
【2007/05/11 20:14 】
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おもしろかった「犬の本」のお話し
近畿インターが目前に迫り、本当に毎日毎日忙しいです・・
ラブは盛大なショーになると思いますので、
観戦をとても楽しみに、毎日頑張っています。

そんな中で、ブログ書かなくても良いのに・・と思いますが
ちょっと息抜きの意味で書きました。
以前に書いた記事ですが、見たいと言うリクエストを頂いたので
このブログに書かせて頂きます。

おもしろかった犬の本に付いてです。

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この本との出会いは旅行中の飛行機の機内誌でした。

「犬を擬人化して飼ってはいけない」という見出しの記事でした。
我が家のワン達を、思い切り擬人化している(我が家のラブは、それぞれの声でちゃんと喋るし、歌も歌うし、買い物もする??)そしてそれを悪いとか、不自然だとか、
異常だとか全く思っていない私としましては、正反対の意見を
聞くのもおもしろいかも?・・という動機で
この本を購入し、読み始めたのです。

「犬の科学」(原題The Truth About Dogs.つまり、犬たちの真実)という題の本です。

book1.jpg

book2.jpg




冒頭「犬たちは忠実で信義に厚く、献身的で、愛らしく、勇敢で気高い生き物だと信じられている。なぜ、人間は犬をそう信じているのだろうか?」で始まり、
「数万年も前(中略)、犬たちは人間社会に貼りついて生活し、そして増えていった。(中略)彼らは、われわれに家庭に入り込むという並外れた能力によって、そして、犬たちを人間と同じように振る舞わせたがる、我々人間の抑えようのない擬人心理に依存して成功した。」と続き、「我々が陥っているような犬への溺愛症状のない生物学者がいれば、ためらいなく、犬を(社会的寄生生物)と分類するだろう。(社会的寄生生物)とは、
カッコーに代表される、(悪だくみ寄生動物)のことである」と書かれてゆきます。
この抜粋を読むと、まるでワン達を否定しているように思う方が多いでしょう。
以下の内容も、私のワンに対する考えや対応を覆す物ばかりです。

興味を惹かれる内容を列挙致しますと、以下の通りです。
1)「忠実のように見えるが、実は違う」の章では・・
犬たちは、飼い主にさわり、なめ、あいさつしたがる。これは愛情とか忠誠心なのだろうか?イヤ、それらは、実は打算的な一つの手段に過ぎない。(略)犬は、侵入者が現れると、飼い主に駆け寄り侵入者を脅すようにうなる。これは飼い主を守っているとしか見えない(略)犬の多くの行動を忠誠心の証と我々が思いこむのは、勝手に間違って解釈しているからである。犬にとってみれば目的は他にある。(略)犬が我々に役立つ振る舞いをするとき、我々人間のために行っているのだと思いこむことがそもそも誤りなのである。どうしても人間中心に考えてしまうのは人間の悪い癖だ。

2)「犬には、どうしてもそう振る舞ってしまう、いくつかの動作がある」の章から・・・
ところで、しょっちゅう「笑っている」犬たちがいる。元々、本来の服従的ジェスチャーの一つなのだから、飼い主によって容易に強化され、頻繁に大したこともないのに笑うようになる。激しく微笑むからといって、心の優しい従順な犬であるわけがなく、笑うたびに飼い主が注目して、愛撫し、ほめるからである。

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この続きは、次回に・・
インターの用事が、まだまだあるので。
【2007/05/10 16:15 】
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ポトマック旅行記 後書き
初めてのポトマック観戦も終わりました。
ショー終了後、バンドの演奏や、飲み物とスナックの接待が始まり
最終日にようやく陽が射した会場は、出場者もギャラリーも
皆がこの伝統ある世界最大のショーの余韻を楽しんでいました。

飲み物を戴きに行った私の所へ、LRCPの代表で
ショーの主催者であるKRISTAさんが駆けつけて下さり
「楽しんでくれた?? ねぇ、来年も来てくれる??」
話しかけて下さいました。
「勿論!!来年はもっと楽しめるよう、勉強してくるわ!」
答えました。
そう、来年も是非とも来たいなぁ・・
KRISTAさんと記念写真を撮り、私の初ポトマックが終わりました。


president.jpg


こうして不案内な中で、ポトマック旅行記を書き終えた今も
私は大きな感動に包まれています。

それでは、私はどうしてこんなに感動したのだろう?
何が私をこれほど揺さぶったんだろうか?

ショーの、大きさ?
出陳数の、多さ??
いいえ、そんな事では決して無い・・
私が、これほど感動したのは・・・

ラブを、犬を、愛する者の一員として、

本来のショーの在り方、
本来のブリーダーの在り方、
本来のジャッジの在り方、
・・を目の当たりにした・・・そんな感動だと思います。

日本の犬界は遅れている・・沢山の人達から聞かれる言葉。
それでは、一体何が?
どういう風に遅れているの?
それらの答えを見せてくれたのが、ポトマックでの4日間でした。

「後書き」が一番長くなりそうですが、私の感想文を
書かせて頂きます。

勿論今回は、この世界最大の単独展で講演をさせて頂いたと言う
名誉と誇りが、私の中に在った事も確かです。
それが大きな感動の一因で在る事は認めます。

けれども、それを超える原因として
アメリカのブリーダー達の熱心さには、頭が下がりました。
セミナーで講演された各専門家の方々の内容が
余りに進んでいる事には、正直少しだけ疑問も持ちました。

私にとって、本来は家族であるべきラブ達を
そこまで科学的に管理して良い物だろうか?と言う疑問。
但し、良い部分は進んで受け入れて行こうと思いました。

また被毛の管理については、英国でも同じです。
もう8年以上前に、バルライオン犬舎のジョン氏に
初めて「一切シャンプーしない」と聞いて、ショックを受けた私。
その時は、多分バルライオン犬舎だけなのだと思っていて
後から、ブースゲートのデービッド氏にその事を話すと
「マリリン、ラブを洗うなんて聞いた事あるかぁ~?」って
言われて・・「そうか、みんなシャンプーしないんだぁ」って
初めて納得した次第でした。

換毛や抜け毛を、なるべく防ぐために (多分その理由で)
アメリカも英国も、一切シャンプーはしないとの事。
これは気候や環境の違う日本では、少々無理があると思います。
また換毛は自然現象なので、無理に止める事には疑問を感じます。
人間も「単衣・袷」と季節によって着る物を変える。
これは日本では仕方ないのでは??
近年冷暖房の普及により、犬の換毛サイクルに狂いが生じていると言う
番組を見た事もあります。
やはり私は、自然に抜ける時には抜ければ良いと思っています。

この旅行記で、何度も書いた体格の事。
アメリカのラブの太り方を考えるとき、やはり少々の無理は感じます。
ただし彼らの名誉にかけて言わせて貰えば、太っているけれど
動きは素晴らしく、決して脂肪太りではありません。
英国のラブに比べても、動きを含めた健全さは上だったと思います。

日本では、どうしても「太らせない事がベスト」と言う定説が
ありますし、現にアジアでは下痢のため体重を落としてしまった
ジャスミンを見て、私が「もう少し太らせないと」というと
「あれ以上体重を乗せたら駄目でっせ」というご意見も頂戴していました。

獣医さんも、その殆どが「太りすぎ」を警告していますし
ショードッグとして管理している我が家のラブ達は、
いつも「ちょっと太り気味ですなぁ」と警告されます。
(あっ、先日ダイちゃんが獣医さんで">「体脂肪」を測って貰いましたら
17という数値で「いい感じ」でした。
もう、お年 (今年9才) なので、6ヶ月かけて
3キロ落としたのよん。
「私も測ってぇ~」と頼みましたが「組織が違う」と拒否された?!)

私は昔から「痩せているより太めの犬が好き」なので
アメリカのラブを見て、適切な管理下では自分の管理 (基準) を
もう少し弛めても良いかな?と感じました。

勿論アメリカのラブ達は、被毛を保っているので、
それで少し太めに見えてしまうと言う事も
考えなくてはなりませんが・・


そして肝心のショーについて。は・・・・

ショーの規模に拘わらず、ここで見たショーの在り方は
環境や気候(??)を問わず、日本でも必ず見習うべきだと感じます。
余りにも大きな課題なので、上手く説明できませんが・・・

犬種の別を問わず、本当に自分の愛する犬種を懸命に
可愛がり (色々な意味での管理も含めて可愛がる事です)
その結果として、ショーに出してくるブリーダーのため
ジャッジは、それに最低限の敬意を表して
本来の審査をするべきだと思います。
そしてリング内での審査は、ジャッジの方々の知識、力量
センスなど、あらゆる事を発揮する場である事を
どうか忘れないで頂きたいと、切望します。
十把一絡げで言い切ってしまう事はできませんが
多くのジャッジが、時々不透明な審査をするため
ショーがおもしろくなく、本来のショーの在り方から
大きく外れている事を感じる事があります。
(思い切って書きましたぁ・・)

そして今回は、出陳者達がお互いの健闘を讃え合う姿にも
深い感動を覚えました。
「負けて嬉しい」人は居ないだろうし、人間なので
誰でも心の中には様々な感情があり、犬界も裏には
私の知らない様々な裏話があるのかも知れませんが
少なくとも、ショードッグ達の「ショーマンシップ」は言うに及ばず
人間のショーマンシップも学ぶ事が多かったです。
誰でも自分の犬が一番可愛いし、自分の犬が素晴らしいと
思わなければ、犬を続けては行けないと思っていますが
せめて私達は、フェアーなショーマンシップを忘れずに行きたいと思います。


また日本では、犬界に携わる方々が、ビジネスオンリーの目標を
懸命に追求されている姿には、感動さえ覚えます。
これは「嫌み」では無く、私はいつも自分と違う考え方に接すると
本当に感動してしまう癖があるのです。

今回のポトマックでも、ラブに関して日本の或るブリーダーさんの話を
聞いて驚いた事がありました。
私のように、趣味でやっている者とは違って、それで生計を
立てている以上、甘い事は言ってられないのだと思いますが
またいくら愛していると言っても、趣味でやっている私達だけでは
果たしきれなかったような大きな成果が、プロの方々によって
成し遂げられたと言う事も、沢山あります。
しかしせめて犬質以前に、健全さだけは保って欲しいと思います。
そうでなければ、プロの方々による偉大な成果も台無しになり、
これは罪でしか無くなります。

そして犬を飼う、一般オーナーさん達も(多分日本に於いては
ショーをしている方よりも、ただ可愛いからとペットで飼っている
方の方が、断然多いと思いますので)
自分の飼っている犬種、
また飼おうと思っている犬種の特徴位は、せめて知ってから
接して欲しいと切望します。

一般に繁殖屋と言われてしまう方々を、ある意味非難する事と同時に
知識のないまま、流行や思いつきで犬を飼う人々がいるからこそ
そういう悲しい現実が、いつまでも無くならず、横行している事も、
きっちりと考えなくてはなりません。
需要と供給の、片側だけ考えても意味がないのだと思います。
そしてこれには私達ブリーダーは勿論ですが、プロの方々が本来の犬の
情報を適切に説明し、きちんとオーナーに伝えて行くと言う
最低限の配慮が不可欠です。
売れれば良い、と言う考えは命に対する罪だと思います。

そして幸いにも、ラブに出会い、ラブを愛し、ラブを伴侶として
考えている私達ブリーダー達は、これからも
本来の意味で「良いラブ」を作り、「良いショー」
開催し、少しでも日本の現状を進めていくため努力しなくては
ならないと、深く感じました。
これは一人では出来ないので、クラブ主催者の皆さんは勿論
沢山のラブ仲間のご協力も、お願いしますね!

お話ししたい事は、際限なくありますので、ここでは言い切れません。
また個人的にゆっくりお話ししましょう。
あまりに沢山の事を考えさせてくれた「アメリカのラブ達」です。

私は今年から9年ぶりにブリーディングを再開するのですが
今回のポトマックで、その将来が広がった事に感謝します。

そしてポトマックでの講演を通じて、日本のラブ仲間との交流が
深まった事に、感謝します。
日本のラブ仲間達が、私など足下にも及ばないほど勉強されていた事を
知って、とても影響を受けた事にも感謝します。
ラブ仲間達の沢山のご協力に、改めて感謝します。

本当にご多忙な中、私の講演のため、貴重なお時間を割いて頂いた
JAHDの先生方には、ここで改めて感謝の意を述べさせて頂きます。
忙しいので1時間くらい・・とのお約束にも拘わらず
結果4時間に渡り、色々と教えて下さった先生方。
そして、講演のためのパワーポイント資料も作って下さいました。
本当にありがとうございました。

またポトマックのリングサイドで、イヤな顔もせず
私に付き合って下さったTANAKA氏に、感謝します。

これからも頑張って、みんなで本当の未来を作りましょう!

近畿は幸いラブのブリードジャッジです。
沢山の仲間達に再会できる事を、とても楽しみにしています。

最後に今一度、この言葉を・・

“Hope cannot be said to exist,
nor can it be said not to exist.
It is just like roads across the earth.
For actually the earth had no roads to begin with,
but when many men pass one way, a road is made.”













【2007/05/06 11:49 】
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***ポトマック旅行記 その10***
さてポトマック旅行記も、いよいよ大詰めになりました。
105頭もの出陳があったCHクラスも順調に審査が進みます。

ch4.jpg


ch5.jpg


ch6.jpg



そして今年のBEST OF BREEDに選ばれたのは、
CH.COPPERSTILL FORS FORTIS !!

bis.jpg



そしてBEST OF WINNERSは、TABATHA'S RALLY

bos.jpg


どの子が勝っても、もう拍手したいようなフィナーレでした。

最初に書いたように、クラス分けやシステムに不案内で
おまけに寒さにも参っていましたし、テントが飛ぶほどの
寒風が吹き荒れ、最終日は冷えで腰が痛むほどでしたので
写真も上手く撮れていません。
またシステムが良く分かっていなかったので、その意味でも
写真撮りが曖昧でした。

もっと適切で正確なレポートが出来れば良かったのですが
頼りない結果で申し訳なく思っています。
そんな中でも、それなりに楽しんで頂ける部分があれば幸いです。

前にお知らせした今年のポトマックの写真集をネットから
見て頂ければ、もっと楽しめると思います。

また、今回のセミナーでは大変有意義な講演がありましたので
ご希望の方があれば、出来るだけの資料を作成しお渡しします。
そして出陳目録など、ご希望があればお貸しします。
いつでもお声を掛けて下さい。

明日はGW最終日、私もポトマック後書きで
この旅行記を締めくくりたいと思いますので
お時間のある方は、明日までお付き合い下さいね。

それでは今日はお祭りでハァε-(・´д`・,,)≡(A-´д-)ツヵレタので
もう休みます。
おやすみなさい・・・・
【2007/05/05 21:41 】
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***ポトマック旅行記 その10***
ゴールデンウィーク真っ直中、いかがお過ごしでしょうか?
ここ数日は暑かったので、我が家のワン達も
ランでも走らず、日陰で休んでばかりです。

さてさてポトマック単独展の続きを書きますね。

何百頭の中から、牡牝のウィナーが劇的に決定して・・
ここは日本とは少し違うのでしょうが
牡牝のウィナーから、ベストウィナーと言うのでしょうか
この2頭の対戦がありました。


bob.jpg




winer.jpg


そして勝ったのは、TABATHA'S RALLYでした!

お互いの健闘を讃え合う両者の姿は、とても感動的でした・・・


そして、いよいよCHクラスの審査が始まりました。
何とCHクラスの出陳は、105頭!!
審査が始まり、CHクラスがリングに入ってきた時は
まるでゴチャゴチャ!!

ch1.jpg


ch2.jpg


1と2のリングの境界を取り払った広いリングですが
ず~~と向こうまで、CH,CH,チャンピオンのオンパレード!
こりゃ、見応えがあるというよりは、何が何だか分からない!?
さすが、世界最大のラブの祭典にふさわしい光景です。
ベテランのビーチクロフト犬舎・アン女史も
審査のし甲斐があるというものでしょうね。
若干お太り気味のアンさんは、椅子に座っての審査。
一旦リングサイドに戻ったCH達が、一頭ずつリングに入って
アンさんに審査して頂くという形式でした。

この並み居るクラスから、どの子が勝ち上がっていくのか・・
とても楽しみです。

続きは、次回・・(引っ張るな~~~)

【2007/05/04 09:16 】
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***ポトマック旅行記 その9***
ゴールデンウィークで、みんなゆっくりしていますか?
私の地域では、この時期お祭りなので
旅行に行くなんて、言語道断の上、普段より用事が多くて
忙しい時期なんです。
またいつも近畿インターが近いので、尚一層忙しい~~っ!
本当に京都は「しきたり」が多くて大変やわ~~。

さてさて、愚痴はさておき・・

ポトマックの3日目は、いよいよクライマックスを迎えます。
一昨年日本でも審査をして下さった、マーガレット・ブラウン女史は
ここまで大変良い審査をされていたと感じます。

牡のスタッドクラスなど、ジャッジの神髄が問われる大舞台。
かなりのプレッシャーだったと思いますが
さすがに落ち着いてジャッジされていました。

そしていよいよウィナー戦。
一つのリンクを主に見ていたので、これほど沢山の
クラスファーストが並ぶと、圧巻です。



bobdog1.jpg


bobdog2.jpg


大きくて豪華なリボンを持ったマーガレット・ブラウン女史が
居並ぶ名犬の間を歩きます。

そして・・・牡クラスのウイナーになったのは・・・
なんと今年8才になるイエロードッグ、SURE SHOT'S BALOO!!


bobdog3.jpg


この子は、レスキューされてきたという経緯のある牡です。
さすがの名犬といえども、やはり年は一目で分かります。
何百頭の中のベストとして、この犬を選んだ
マーガレット・ブラウン女史に敬意を捧げます。
やるなぁ~~!と思いました。

そして、メスクラスは見てなかったのですが
何とか写真には納めました。

メスクラス堂々のウィナーは、TABATHA'S RALLYでした。

bobbitch.jpg


最終日、これからがCHクラスに移っていきます。

連休中には続きを書きますので、お楽しみに!!
【2007/05/02 19:42 】
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